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β,β-ジフルオロホモアリルアルコールの合成

安藤らは,β,β-ジフルオロホモアリルアルコールの新しい合成法について報告しています。それによれば,まず4,4-ジフルオロ-3-(トリエチルシリル)-3-ブテン酸エチルをTBAFで処理することによりgem-ジフルオロカルボアニオンを調製します。ついで芳香族アルデヒドとの反応によって(E)-4,4-ジフルオロ-5-ヒドロキシ-5-アリール-2-ペンテン酸エチルを与えます。この反応は,トリアルキルシリルビニルシランのトリアルキルシリル基を活性化させて反応に用いた数少ない例のひとつです。β,β-ジフルオロホモアリルアルコールはペプチドイソスター合成のための重要な中間体であることから,ペプチド化学などの分野での応用が期待されます。

“New approach to synthesize β,β-difluorohomoallylic alcohols”

M. Omote, T. Miake, A. Tarui, K. Sato, I. Kumadaki, A. Ando, J. Fluorine Chem. 2013, 147, 1. DOI: 10.1016/j.jfluchem.2012.12.011

1-s2.0-S002211391300002X-fx1

Treatment of ethyl 4,4-difluoro-3-(triethylsilyl)but-3-enoate (3) with TBAF in the presence of MS4Å followed by addition of an aromatic aldehyde afforded ethyl (E)-4,4-difluoro-5-hydroxy-5-arylpent-2-enoate (1) that was a versatile intermediate for constructing a stable isostere of peptide or fluorinated sugar molecules. This strategy offers straightforward approach to synthesize such a versatile intermediate (1).

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