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SNS予想で盛り上がれ!2021年ノーベル化学賞は誰の手に?

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今年もノーベル賞シーズンの到来です!化学賞は日本時間 10月6日(水) 18時45分に発表です。昨年のノーベル化学賞は21世紀の革命であるゲノム編集ツールCRISPR/Cas9を発見したジェニファー・ダウドナおよびエマニュエル・シャルパンティエ両氏に授与されました。昨年はTwitterで応募する形式としましたが、600票以上の応募を頂きました。やはり鉄板大本命だったので、数十名の的中者が出ました。正直一番の大本命が出てしまった感があるので、次なる本命は・・・と考えるとなかなか難しくなっており、予想にも妙味が求められそうな気がしています。

というわけで今年もやりますケムステノーベル賞予想企画!昨年と同様の投票方式です!「この化学者に違いない!全くわかんないけどこの化学者っぽい!」・・・とする各自の予想を、

#ケムステ化学賞予想

というハッシュタグをつけてSNS(Twitter・Facebook)でつぶやいて頂きます!後ほどハッシュタグを足がかりに的中者を追跡し、当選者5名Amazonギフト券10,000円をプレゼントします(今年は2名増やしました!)。

題して

『SNS予想で盛り上がれ!2021年ノーベル化学賞は誰の手に!?』

参加の仕方

下記の受賞予想と2021年の候補者リストを参考にしながら、お持ちのSNSアカウント(Twitter・Facebook)で

#ケムステ化学賞予想

というハッシュタグを付け、受賞が予想される化学者名と受賞理由をつぶやいて下さいケムステSlackでもかまいません!

化学賞はなかなか当たらないので、1アカウントあたりの予想投票数は上限無しとします。つまり気軽につぶやけばつぶやくほどチャンスは増えます!! アカウント種の個人・団体は問いません。

見事予想的中に至ったつぶやきは、可能な限りケムステスタッフが回収して抽選に附し、当選者にはAmazonギフト券10,000円をプレゼントします!今年は当選者 最大5名です!

リストには全ての候補者が網羅されているわけではありませんので、自分が予想する化学者がリストになくても、自由につぶやいていただいてOKです。良さそうな候補者は、こちらでも適宜リストに追記させていただきます。

発表直前(10月6日(水) 18時44分59秒)までに行われたつぶやきを有効投票とします。滑り込みでもOKですので、ぜひぜひご参加ください!

以下、投票の参考となるように、いくつかの資料・ケムステ独自の考察と予想を記載します。

受賞分野の周期表 (1970-2020)

例年掲載している受賞分野一覧表、昨年の業績は生化学ですので、上記のとおりアップデートしています。いつも通り、傾向として見て取れるのは下記の通り。

1. 圧倒的に有機化学、生化学分野からの受賞が多い
2. 有機化学は4〜5年に一度のペースで受賞している
3. 生化学は近年だと10年で4~5回の受賞ペース、うち半数は構造生物学領域
4. 分析化学や理論化学からは授賞間隔が長い
5. 物理化学、無機化学は少ない
6. ここ数年は、単一分野に当てはめにくい研究業績が増えている

周期だけ眺めると、今年はまさに有機化学領域が本命でしょうか。もしくは長く受賞者の出ていない物理化学領域分析化学領域と絡めて受賞が期待できるような気がしてきます。

登竜門賞の受賞者

ノーベル賞の対象となる学者には、その前に有名国際賞を授与されることがよくあります。受賞者をチェックしておけば、可能性の高い化学者が絞れるかも!? 化学賞と親和性の高い賞に加え、存命日本人化学者(受賞年)の一覧も記しておきます。

化学系
総合系
生命・医学系

他メディアの予想:2021年版

① クラリベイト・アナリティクス社 「引用栄誉賞」

毎年発表されている賞ですが「各分野の論文引用数が上位0.1%である」という客観的データをもとに、現在注目を集める分野を育てた化学者を選び出しています。受賞予想企画の一面もあるとされています。過去の受賞者からもノーベル賞受賞者が多く出ていますので、参照価値は高いでしょう。ただ個人的には「受賞後すぐさまノーベル賞」という性質でもない印象を持っています。少し前に受賞した化学者をチェックするのが的中の近道かも?

今年は以下の3分野が選ばれています(9月22日16時に発表があり更新しました)。

「金属触媒を用いたリビングラジカル重合の発見と開発」 澤本 光男

「ヒトの病気におけるフリーラジカルと抗酸化物質の役割を含む、フリーラジカル化学における先駆的な研究」Barry Halliwell

「溶液中の有機および生体分子の計算化学的手法および研究で、合理的な薬剤設計および合成に貢献」William L. Jorgensen

各種メディアの論評記事(随時追記予定)

今回もリンクだけをご紹介します。各自でお読み頂き、予想にお役立て下さい。

③ケムステ版ノーベル化学賞候補者リスト:2021年版

いつもの通り、各媒体の情報を総合した上で、分野別にリストアップしています。今年も別ページにまとめました。→ こちら

全ての候補者が網羅されているわけではありませんので、良さそうな候補者は随時リストに追記させていただきます。

ノーベル賞委員会の審査員リストから洞察する

ケムステでは5年前から「受賞発表を担当する委員会メンバーの専門分野」が的を絞るための情報として有効と考え、予想に活かしています。

これまでの発表担当者と専門分野、受賞成果の対応関係は下記の通り。きわめて良い一致を見せています。

昨年の予想では、以下のように述べました。

今年の説明者はJohan Åqvistと予想します。ただし、補佐が入りHeiner LinkeかPernilla Wittung-Stafshedeが登場するのではないでしょうか。そうなると分野は、ナノ物理分野、ケミカルバイオロジー分野です。

実際の説明者はこれまでにない形で議長のClaes Gustafssonに加え、2020年度から加わったサポートメンバーPernilla Wittung-Stafshedeが登場し、生化学となったのです。つまりサポートメンバーにも注目する必要があります。

今年も以下のルールに則り、受賞発表担当者を予想します。

  • 議長・主事メンバーの分野からは選ばれることがない(昨年は選ばれました)
  • 残りのメンバーの分野に近いものがノーベル賞として選ばれる

さて、今年の化学賞審査委員会のメンバーは・・・・

Claes Gustafsson 2015年「DNA修復機構ゲノム編集」Professor of Medical Biochemistry

Peter Somfai なし Professor of Organic Chemistry

Peter Brzezinski:2017年 (主事) 「クライオ電子顕微鏡Professor of Biochemistry

Olof Ramström:2016年 分子マシンの設計と合成」「リチウムイオン電池」Professor in Chemistry

Heiner Linke:なし Professor of Nanophysics

Johan Åqvist :(議長) Professor of Theoretical Chemistry

の6名です。Johan Åqvistは長年いますが、まだ1回も説明してないまま議長になってしまいました。Peter Somfaiは3年目で、昨年、「逆に今年こなかったら来年は100%ガチ有機化学が選ばれるのではないか」と実は予想しました。Heiner Linkeはサポート役からのメンバー入り1年目です。そうなると、かなりの確率で有機化学、もしくはナノ物理化学分野?と予想できます。

しかし昨年から追加されたCo-opted membersというコミッティーメンバーのサポート役も要注意です。

Pernilla Wittung-Stafshede:「ゲノム編集Professor of Chemical Biology

Xiaodong ZouProfessor of Inorganic and Structural Chemistry

上述しましたが、Pernilla Wittung-Stafshedeが、昨年のゲノム編集を既に説明しましたので、2連続はないだろうと考えます。もしサポート役に説明が回るのならば、藤田誠教授オマー・ヤギー教授が共同研究者に入っているXiaodong Zouになります。

ケムステ版予想:2021年ノーベル化学賞はこれだ!?

そういうわけで、非常に絞りづらい状況になりましたが、今年の説明者は希望も含めて、Peter Somfai と予想します。こうなるとほぼ間違いなく、有機合成化学が来るでしょう。

受賞者の特定は難しいですね。C-H活性化有機触媒クリックケミストリー、全合成もはいってくるかもしれません。不斉炭素ー炭素結合形成も可能性がないわけではないです。いずれにしても日本人が絡んでくる可能性は高いと思います。

少し外してくるならば、Peter Somfaiが出てきて、サポート役であるXiadong Zouが現れ、

超分子化学分野(自己組織化)における貢献/業績藤田誠教授オマー・ヤギー教授

で、サプライズ受賞もありえます。これだったらうれしいですね。

ただし、Heiner Linkeがメンバーになったので、ナノ物理分野も有り得ます。昨年の予想と同じですが、昨年の引用栄養賞を受賞した

ナノ結晶の合成と広範な応用Moungi G. Bawendi (モウンジ・バワンディ)、Christopher B. Murray (クリストファー・ミュレイ)、Taeghwan Hyeon(テファン・ヒョン)

あたりを予想します。

さて皆さんはどんな予想をしますでしょうか?

#ケムステ化学賞予想

タグとともに、今回もTwitter、Facebook、ケムステSlackなどで盛り上がっていただければ幸いです。

それでは日本時間 10月6日18時45分を楽しみに待ちましょう!

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博士(薬学)。Chem-Station副代表。現在国立大学教員として勤務中。専門は有機合成化学、主に触媒開発研究。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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