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渡辺化学工業ってどんな会社?

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私たちの体のたんぱく質や最近よく聞くペプチドなどの最小構成成分である“アミノ酸”。アミノ酸は私たちの生活に密接に関わっており、新薬開発にも欠かせない存在です。『渡辺化学工業株式会社』はそんなアミノ酸の専門家です。

アミノ酸誘導体・ペプチド合成試薬の総合メーカー

医薬品開発や生体機能の解明に欠かせないアミノ酸・ペプチドに関係する製品の販売に特化し、アミノ酸誘導体・特殊アミノ酸・非天然アミノ酸・固相合成用樹脂・縮合試薬など取扱品目数は約5,200種類。ペプチド合成用試薬の品揃えは、なんと日本一!”Reagent for Chemist!をモットーに、お客様にとって使いやすい商品開発に取り組んでいます。

本社外観

渡辺化学工業の歴史

渡辺化学工業の歴史は古く、その創業は170年前。広島市の中心部に渡辺寿老堂と称し、薬種商として創業を開始しました。その後、時代の変化に伴い食品添加物や工業薬品と取扱い製品を変え、現在のアミノ酸誘導体・ペプチド合成試薬の製造・販売に至っています。

ペプチド合成試薬の販売の歴史は30年以上。高純度の製品を短納期でお届けし、販売先は国内の製薬企業、医薬品・化学メーカーや大学のみならず海外にまで広がっています。

また20165月にはペプチドリーム株式会社と戦略的業務提携を締結、20176月からは新工場稼動開始。近年開発が加速しているペプチド医薬開発に特に欠かすことのできない特殊アミノ酸の新規開発や合成を中心に更なる飛躍に挑んでいきます。

西風新都工場外観

取扱製品について

渡辺化学工業の取扱製品の柱は、アミノ酸誘導体。研究者の研究目的に合った、合成しやすい製品を提供できるよう天然アミノ酸、非天然アミノ酸、特殊アミノ酸など様々な種類のアミノ酸の誘導体を取り扱っています。また縮合・結合試薬、保護・脱保護試薬、ペプチド合成用溶媒などの試薬も取り扱っておりペプチド合成のワンストップサービスを提供しています。

渡辺化学工業株式会社の基本情報

会社名 渡辺化学工業株式会社
本社所在地 広島県広島市中区堺町2-2-5
事業所 西風新都工場 広島県広島市安佐南区伴西2-4-7
事業内容 アミノ酸誘導体およびペプチド合成試薬の製造・販売
 設立/創立 19526/18452
 資本金 2,000万円
 売上高 41,000万円(2017年度)
 従業員数 42名(うち研究開発部13名、品質管理部6名)
 ホームページ http://www.watanabechem.co.jp/

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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