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新生HGS分子構造模型を試してみた

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先日速報にて、製造業者の廃業によって幻となった、分子模型モデルの復活をお知らせしました。記事:【速報】HGS 分子構造模型「 立体化学 学生用セット」販売再開!

新たに販売のみならず制作を担うようになった丸善さん。今回、その丸善の担当者に再発売された「立体化学 学生用セット」のお話を伺い、さらに分子模型を実際に触ってみましたので、使用感もあわせてお伝えしたいと思います。

もう発売しているの?

当初の予定(6月)より少し遅れましたが、7月から書店やオンライン経由で発売が始まっているようです。

使用感を試してみた

百聞は一見に如かずですので、この動画を御覧ください。

動画を見てもらえれば、わかりますが、画像でも解説します。

見た目は以下の通り、めちゃくちゃシンプルですね。できる限りパッケージにかかるコストを抑えているそうです(理由は後述)。シールを剥がすと、右下図のように小さな工具箱のようになります。

中を開けると、部品表がでてきました。学生用セットなので、学習に最低限の必要な部品が入っています。特殊な結合(三員環や金属)などは無いようです。

実際に中身をみてみましょう。左が旧型、右が新型HGS分子構造模型です。正直画像では全く区別つかないですね。パット見た違いは、新型の方が光沢があります

よーくみてみると、結合部分の構造が違います。旧式(左)は太さが2段階になっているのに対して、新生のものは全体の太さは同じですが、根本の方に線が入っています。より精巧になっている感じがします。

さて、実際の使用感は…旧式と全く同じです。旧式と一部結合の太さが違うらしく、スカスカな結合があります。互換性がないと丸善さんはいっていますが、その点さえ除けば全く同じ様に使うことが可能です。詳細は動画を御覧ください。

まとめ・今後の予定

というわけで、今回新型のHGS分子構造模型学生セットを試してみました。前回の記事でも述べたように、鋳型をゼロから作成したそうです。鋳型の値段を聞いてみましましたが、びっくりな価格です。かなりの数のセットを売らなければ完全に赤字になります。そんななか、分子を愛する化学者のためにつくってくれた、丸善さんに心から感謝申し上げます。

なお、そういった理由で、生化学セットや、アドバンスドセットなどは全く作成は進んでいないようで。皆でこの匠の分子構造模型を購入してサポートしましょう。

追記:かなり人気なのか、オンラインショップによっては大幅な送付遅延が生じているようです。

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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