[スポンサーリンク]

フランス

エッフェル塔

[スポンサーリンク]

エッフェル塔(エッフェルとう、La tour Eiffel)は、フランスのパリ7区、シャン・ド・マルス公園の北西にある塔である。バルコニー下部に12名の化学者を含むフランスの科学者72名の名が刻まれている。

エッフェル塔の歴史

フランス革命100周年を記念して、1889年にパリで行われる第4回万国博覧会のために2年2か月という驚異的な速さで建造された。設計にのコンペティションで、ギュスターヴ・エッフェルなどの案が採用になり、この塔の名前の由来になった。

錬鉄製の塔で建設当時の高さは312.3 m(現在は放送用アンテナが設置され324 mとなっている)。1930年にニューヨークにクライスラービルが完成するまでは世界一高い建造物であった。展望台は57.6 m、115.7 m、276.1 mの3つがあり、第2展望台までは階段でも昇ることができる。

 

72名の科学者の名を刻む

ギュスターヴ・エッフェルが選定した72名のフランスの科学者の名前がバルコニーの下部に刻まれており、現在でもみることができる。その中で化学者としては、以下の12名が挙げられている。

刻名 化学者名 位置
DULONG ピエール ルイ デュロン 北西10
LAVOISIER アントワーヌ・ラヴォアジエ 北西12
CHEVREUL ミシェル=ウジェーヌ・シュヴルール 北西14
CHAPTAL ジャン=アントワーヌ・シャプタル 北西18
GAY-LUSSAC ジョセフ・ルイ・ゲイ=リュサック 南西02
BARRAL ジャン=アウグスティン・バラル 南西07
REGNAULT アンリ・ヴィクトル・ルニョー 南東03
EBELMEN ジャック・ジョゼフ・エベルマン 南東07
THÉNARD ルイ・テナール 南東15
WURTZ アドルフ・ウルツ 北東03
DUMAS ジャン=バティスト・デュマ 北東10
PELOUZE テオフィル=ジュール・ペルーズ 北東16

 

 eiffel_1写真の部分(四方)にあります

マップ

その他の化学地球儀はこちらからどうぞ

関連書籍

[amazonjs asin=”4480085416″ locale=”JP” title=”エッフェル塔試論 (ちくま学芸文庫)”] [amazonjs asin=”4863111037″ locale=”JP” title=”パリのエッフェル塔”] [amazonjs asin=”B00C7P0AF6″ locale=”JP” title=”神が愛した天才科学者たち 角川ソフィア文庫”]

 

関連リンク

 

Avatar photo

ペリプラノン

投稿者の記事一覧

有機合成化学が専門。主に天然物化学、ケミカルバイオロジーについて書いていきたいと思います。

関連記事

  1. カセロネス鉱山
  2. オカモト株式会社茨城工場
  3. ドミトリ・メンデレーエフの墓
  4. 合同資源上瀑工場
  5. 春日大社
  6. 【温泉を化学する】下呂温泉博物館に行ってきた
  7. 萩反射炉
  8. 日本科学未来館

注目情報

ピックアップ記事

  1. ウェブサイトのリニューアル
  2. 混合試料から各化合物のスペクトルを得る(DOSY法)
  3. 市販の新解熱鎮痛薬「ロキソニン」って?
  4. 第六回サイエンス・インカレの募集要項が発表
  5. 第174回―「特殊な性質を持つフルオロカーボンの化学」David Lemal教授
  6. フィッツナー・モファット酸化 Pfitzner-Moffatt Oxidation
  7. ノビリシチンA Nobilisitine A
  8. スチュアート・シュライバー Stuart L. Schreiber
  9. おまえら英語よりもタイピングやろうぜ ~中級編~
  10. 「魔法の水でゴミの山から“お宝”抽出」

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2014年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

注目情報

最新記事

第71回「分子制御で楽しく固体化学を開拓する」林正太郎教授

第71回目の研究者インタビューです! 今回は第51回ケムステVシンポ「光化学最前線2025」の講演者…

第70回「ケイ素はなぜ生体組織に必要なのか?」城﨑由紀准教授

第70回目の研究者インタビューです! 今回は第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り…

第69回「見えないものを見えるようにする」野々山貴行准教授

第69回目の研究者インタビューです! 今回は第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り…

第68回「表面・界面の科学からバイオセラミックスの未来に輝きを」多賀谷 基博 准教授

第68回目の研究者インタビューです! 今回は第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り…

配座制御が鍵!(–)-Rauvomine Bの全合成

シクロプロパン環をもつインドールアルカロイド(–)-rauvomine Bの初の全合成が達成された。…

岩田浩明 Hiroaki IWATA

岩田浩明(いわたひろあき)は、日本のデータサイエンティスト・計算科学者である。鳥取大学医学部 教授。…

人羅勇気 Yuki HITORA

人羅 勇気(ひとら ゆうき, 1987年5月3日-)は、日本の化学者である。熊本大学大学院生命科学研…

榊原康文 Yasubumi SAKAKIBARA

榊原康文(Yasubumi Sakakibara, 1960年5月13日-)は、日本の生命情報科学者…

遺伝子の転写調節因子LmrRの疎水性ポケットを利用した有機触媒反応

こんにちは,熊葛です!研究の面白さの一つに,異なる分野の研究結果を利用することが挙げられるかと思いま…

新規チオ酢酸カリウム基を利用した高速エポキシ開環反応のはなし

Tshozoです。最近エポキシ系材料を使うことになり色々勉強しておりましたところ、これまで関連記…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP