[スポンサーリンク]

一般的な話題

【速報】2010年ノーベル物理学賞に英の大学教授2人

[スポンサーリンク]

 

スウェーデン王立科学アカデミーは5日、2010年のノーベル物理学賞を、炭素分子シート「グラフェン」研究で知られる英マンチェスター大のアンドレ・ゲイム教授とコンスタンチン・ノボセロフ研究フェローに授与すると発表した。授賞理由は「2次元物質グラフェンに関する画期的実験」。  授賞式は12月10日にストックホルムで行われる。賞金1000万スウェーデンクローナ(約1億2000万円)は2等分で贈られる(引用:時事通信)。

 

一部の識者の間ではアハラノフ・ボーム(AB)効果ではと騒がれていましたが、蓋を開けてみればなんとグラフェン

ナノチューブではないの??


1991年に”チューブ状のグラファイト”であるカーボンナノチューブを発見した飯島澄男先生に対して、2003年に1枚、つまり単層(もしくは複数層)のグラファイト(黒鉛)を作り、それがグラファイトとは異なり、すばらしい性質を有することを見つけた、両受賞者達。この差は?

うーん。プラスで考えよう。

まさか化学賞はカーボンナノチューブ??

いや相当その可能性が出てきたとしか考えられません。そうなるともちろん遠藤守信先生の受賞も考えられます。明日はもしかしたらいろいろな意味で非常に緊張したノーベル化学賞になるかもしれません。

ところで、昨日あれほど快適に写っていたライブウェブキャストが今日はまったく機能しませんでした。多くの人が存在を認識したからでしょうか。明日はできるだけ早めに(30分前はまだ公開されていませんでした)接続して、皆で本番である化学賞の結果を待ちましょう。

 

関連動画

ナノチューブとグラフェンの新しい複合体

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. リケラボとコラボして特集記事を配信します
  2. NMR化学シフト予測機能も!化学徒の便利モバイルアプリ
  3. 核酸塩基は4つだけではない
  4. 芳香族ボロン酸でCatellani反応
  5. 僕がケムステスタッフになった三つの理由
  6. アレーン類の直接的クロスカップリング
  7. ハッピー・ハロウィーン・リアクション
  8. 可視光によるC–Sクロスカップリング

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. ストリゴラクトン : strigolactone
  2. プリリツェフ エポキシ化 Prilezhaev Epoxidation
  3. 海洋エアロゾル成分の真の光吸収効率の決定
  4. 有機化学美術館へようこそ―分子の世界の造形とドラマ
  5. 高分子材料中の微小異物分析技術の実際【終了】
  6. 【速報】新元素4つの名称が発表:日本発113番元素は「ニホニウム」!
  7. 基礎から学ぶ機器分析化学
  8. ホフマン脱離 Hofmann Elimination
  9. ロジャー・コーンバーグ Roger Kornberg
  10. 2021年、ムーアの法則が崩れる?

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2010年10月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

注目情報

最新記事

十全化学株式会社ってどんな会社?

私たち十全化学は、医薬品の有効成分である原薬及び重要中間体の製造受託を担っている…

化学者と不妊治療

これは理系の夫視点で書いた、私たち夫婦の不妊治療の体験談です。ケムステ読者で不妊に悩まれている方の参…

リボフラビンを活用した光触媒製品の開発

ビタミン系光触媒ジェンタミン®は、リボフラビン(ビタミンB2)を活用した光触媒で…

紅麹を含むサプリメントで重篤な健康被害、原因物質の特定急ぐ

健康食品 (機能性表示食品) に関する重大ニュースが報じられました。血中コレステ…

ユシロ化学工業ってどんな会社?

1944年の創業から培った技術力と信頼で、こっそりセカイを変える化学屋さん。ユシロ化学の事業内容…

日本薬学会第144年会付設展示会ケムステキャンペーン

日本化学会の年会も終わりましたね。付設展示会キャンペーンもケムステイブニングミキ…

ペプチドのN末端でのピンポイント二重修飾反応を開発!

第 605回のスポットライトリサーチは、中央大学大学院 理工学研究科 応用化学専…

材料・製品開発組織における科学的考察の風土のつくりかた ー マテリアルズ・インフォマティクスを活用し最大限の成果を得るための筋の良いテーマとは ー

開催日:2024/03/27 申込みはこちら■開催概要材料開発を取り巻く競争や環境が激し…

石谷教授最終講義「人工光合成を目指して」を聴講してみた

bergです。この度は2024年3月9日(土)に東京工業大学 大岡山キャンパスにて開催された石谷教授…

リガンド効率 Ligand Efficiency

リガンド効率 (Ligand Efficacy: LE) またはリガンド効率指数…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP