[スポンサーリンク]

archives

pre-ELM-11

多孔配位高分子 (ELM-11)

加納らは多孔配位高分子であるELM-11 [=Cu(bpy)2(BF4)2] (ELM = Elastic Layer-structured Metal organic framework) の優れた特徴を報告しています。その報告によると,ELM-11はbpy分子が銅イオンにx-y平面状に架橋した二次元正方格子がz軸方向に積層した構造をしており,z軸は柔軟性に富みます。その構造柔軟性に由来する優れたゲート型のガス吸着等温線を示しています。例えば,混合ガス(N2:O2:CO2 (18:12:40, v/v))からELM-11への一回の吸着操作で99%以上の高純度CO2を分離回収しています。ELM-11はpre-ELM-11  [=[Cu(bpy)(BF4)2(H2O)2]bpy] を加熱脱水することにより得られています。

“Elastic layer-structured metal organic frameworks (ELMs)”

H. Kanoh, A. Kondo, H. Noguchi, H. Kajiro, A. Tohdoh, Y. Hattori, W.-C. Xu, M. Inoue, T. Sugiura, K. Morita, H. Tanaka, T. Ohba, K. Kaneko, J. Colloid Interface Sci. 2009, 334, 1. DOI: 10.1016/j.jcis.2009.03.020

untitled

Elastic layer-structured metal organic frameworks (ELMs) having flexible two-dimensional structure show a gate phenomenon in sorption/desorption of simple gas molecules. The gate phenomenon is accompanied by expansion/shrinkage of the layers. The gas sorption/desorption is not based on a physical adsorption, but on a chemical reaction, which includes high cooperativity. The cooperative reaction could be analyzed thermodynamically. The gate phenomenon showed advantages in separation of CO2 from mixed gases and in storage of CH4 owing to easy release of absorbed molecules.

 

  • 関連書籍

関連記事

  1. 環境ストレスに応答する植物ホルモン
  2. ヒストン脱アセチル化酵素8(HDAC8)選択的阻害剤
  3. ジアゾメタン原料
  4. エナンチオ選択的付加反応による光学活性ピペリジン誘導体の合成
  5. 免疫不応答の抗原抗体反応を利用できるハプテン標識化試薬
  6. イリジウム錯体:Iridium-complex
  7. アニオンUV硬化に有用な光塩基発生剤(PBG)
  8. クロロ(1,5-シクロオクタジエン)ロジウム(I) (ダイマー)…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 電子雲三次元ガラス彫刻NEBULAが凄い!
  2. イチゴ生育に燃料電池
  3. フィッツナー・モファット酸化 Pfitzner-Moffatt Oxidation
  4. 堀場雅夫 Masao Horiba  
  5. ダン・シェヒトマン Daniel Shechtman
  6. Ph.D. Comics – Piled Higher and Deeper
  7. ロバート・ノールズ Robert R. Knowles
  8. 研究室での英語【Part1】
  9. 化学五輪、日本代表4人の高校生が「銅」獲得
  10. チャオ=ジュン・リー Chao-Jun Li

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

ルミノール誘導体を用いるチロシン選択的タンパク質修飾法

2015年、東京工業大学・中村浩之らは、ルミノール誘導体と鉄-ポルフィリン複合体(ヘミン)を用い、チ…

酵素触媒によるアルケンのアンチマルコフニコフ酸化

酵素は、基質と複数点で相互作用することにより、化学反応を厳密にコントロールしています。通常のフラ…

イオンの出入りを制御するキャップ付き分子容器の開発

第124回のスポットライトリサーチは、金沢大学 理工研究域物質化学系錯体化学研究分野(錯体化学・超分…

リチウムイオン電池の課題のはなし-1

Tshozoです。以前リチウムイオン電池に関するトピックを2つほど紹介した(記事:リチウムイ…

アルコールをアルキル化剤に!ヘテロ芳香環のC-Hアルキル化

2015年、プリンストン大学・D. W. C. MacMillanらは、水素移動触媒(HAT)および…

三種類の分子が自発的に整列した構造をもつ超分子共重合ポリマーの開発

第123回のスポットライトリサーチは、テキサス大学オースティン校博士研究員(Jonathan L. …

Chem-Station Twitter

PAGE TOP