[スポンサーリンク]

ケムステニュース

石テレ賞、山下さんら3人

シン効果地方文化向上などを目的に活動を行っているITCクラブは二十六日、第二十八回石川テレビ賞に金沢大大学院教授・猪股勝彦氏(59)=金沢市、小説家・千葉龍氏(72)=同、彫刻家・山下晴子氏(53)=能美市、同賞特別賞に白山市役所白峰支所の「雪だるままつり実行委員会」を選考したと発表した。

 猪股氏は有機合成化学が専攻。有機物質が立体障害を好む「シン効果」という化学的現象の発見などが認められた。(引用:中日新聞)


塩基性条件下におけるアリル型スルホンへの異性化反応の際,速度論的には,(E)-ビニル型スルホンから,立体的に不利と考えられる(Z)-アリル型スルホンが優先して得られること(シン効果)の解明のため置換基依存性の順序を明らかにし、他の反応においても同様の効果を検討したそうです。HP、論文によると、


多くの実験事実に基づいて,「シン効果」は電子不足型sp2炭素に隣接する置換基に普遍的に作用しており,6π-electron homoaromaticityもしくは σ→π* interactionがその原因である。(Bull. Chem. Soc. Jpn.,75, 2031 (2002))

と述べています。受賞おめでとうございます。ところで石川テレビ賞というのはなんでしょう?

関連書籍

有機反応の立体選択性―その考え方と手法

基礎的な有機化学の知識を前提として、立体選択的有機合成のエッセンスをまとめる。具体的な反応例をもとにわかりやすく解説した入門書。

立体電子効果―三次元の有機電子論

有機化学を理解するうえで、反応や分子のかやちを支配する因子としての立体電子効果を認識することが重要である。化学科の学生にとってすべての学年を通して有用な立体電子効果の普遍的な性質を解説。

関連リンク

有機化学研究分野HP

猪股教授の研究室HP。

The following two tabs change content below.
webmaster
Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 抗生物質
  2. 核のごみを貴金属に 現代の錬金術、実験へ
  3. 首席随員に野依良治氏 5月の両陛下欧州訪問
  4. 【エーザイ】新規抗癌剤「エリブリン」をスイスで先行承認申請
  5. 三井化学、出光興産と有機EL材料の協業体制構築で合意
  6. ひらめききらめく:/1 「創」のとき、夢の鼓動 /北海道
  7. 化学療法と抗がん剤の併用で進行期非扁平非小細胞肺癌の生存期間延長…
  8. 「2010年トップ3を目指す」万有製薬平手社長

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. (S,S)-(-)-2,2′-イソプロピリデンビス(4-tert-ブチル-2-オキサゾリン):(S,S)-(-)-2,2′-Isopropylidenebis(4-tert-butyl-2-oxazoline)
  2. 2004年ノーベル化学賞『ユビキチン―プロテアソーム系の発見』
  3. 製薬大手のロシュ、「タミフル」効果で05年売上高20%増
  4. ホウ素-ジカルボニル錯体
  5. シラン Silane
  6. 文具に凝るといふことを化学者もしてみむとてするなり⑫:「コクヨのペーパーナイフ」の巻
  7. ヤモリの足のはなし ~吸盤ではない~
  8. 科学警察研究所
  9. タミフル、化学的製造法を開発…スイス社と話し合いへ
  10. 脳を透明化する手法をまとめてみた

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

嫌気性コリン代謝阻害剤の開発

嫌気性コリン代謝を選択的に阻害する小分子が開発された。これは、嫌気性微生物の代謝による疾患のメカニズ…

ケムステイブニングミキサー2019ー報告

3月16日から19日の日本化学会第99春季年会に参加されたみなさま、おつかれさまでした!甲南大学…

モリブデンのチカラでニトロ化合物から二級アミンをつくる

川上原料のニトロアレーンとアリールボロン酸を用いた二級アミン合成法が報告された。空気下で安定なモリブ…

化学的に覚醒剤を隠す薬物を摘発

化学変化を加えると覚醒剤に加工できる指定薬物を密輸しようとしたなどとして、東京税関成田支署と成田空港…

ニコラス-ターナー Nicholas Turner

ニコラス ターナー (Nicholas Turner, 1960年6月2日イギリス、ケント州Orpi…

博士課程に進学したあなたへ

どういった心構えで研究生活を送るべきかについて、昨年ですが面白い記事がNatureに出ていたので、紹…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP