2005年1月アーカイブ
三菱化学、より自然光に近い白色LED用の材料開発
三菱化学は27日、より自然光に近い白色LED(発光ダイオード)を可能にする材料を開発、4月から販売を始めると発表した。青色光を赤色と緑色に変換する蛍光体を開発、光の3原色がそろうことでより自然な白色を再現できるという。白色LEDは電圧をかけると白く発光する半導体素子。既存の蛍光灯などに比べ消費電力が少なく寿命が長いため、照明や自動車ランプなどでの活用が見込まれている。
既存の白色LEDは2色で発光するため、赤みがやや不足するという。三菱化学が開発した蛍光体を使えば、より自然な白が実現できるため、需要の拡大につながるとみている。同社は同時に青色LEDの材料となる窒化ガリウム基板でも欠陥が少ない製法を開発、供給を始める。(引用:日本経済新聞)
不活性ガス、水銀などが不要で、電力が大幅に省ける理想的な白色光源が白色LED。経済産業省が立ち上げた「21世紀のあかり」プロジェクトに参加した13社のメンバーが、白色照明の基礎から製品化、将来動向までを纏める。
米粒大ほどの一見、パイロットランプのようなLED(発光ダイオード)、これがいま、光エレクトロニクス時代の一翼を担って大活躍をしています。本書はこのLEDをはじめ、いろいろな光半導体の、仕組みから動作、応用までのすべてを、やさしく分かりやすくまとめた入門実用書です。
牛糞からプラスチック原料 水素とベンゼン、北大が成功
困りものの牛の糞尿(ふんにょう)を有用な化学原料に変える触媒の開発に北海道大触媒化学研究センターの市川勝教授らが成功、27日発表した。糞尿から発生するメタンガスを、プラスチック原料になるベンゼンと水素に同時に変えるもので、すでに北海道別海町の実証試験施設で安定生産ができることも確かめているという。
メタンを約750度、約5気圧にして市川教授が開発したセラミックス触媒と混ぜると、約15%が化学反応を起こしてベンゼンと水素に変わる。反応しなかったメタンは回収して再利用する。
実証試験では、糞尿から発生する1日約200立方メートルのバイオガスから取り出したメタンをもとに、ベンゼン50キロと水素120立方メートルができることが分かった。
バイオガスはそのままでも燃料になるが、石油化学工業の基幹原料であるベンゼンに変えれば、付加価値が高まる。水素は燃料電池に使える。
市川さんは「処理に困っている糞尿がもつ資源価値をより有効に引き出す技術だ」と話している。 (引用:朝日新聞)
バイオガスとは嫌気性微生物が有機物を分解するときに発生する可燃性気体のことで、主成分はメタンです。
臭そうですね
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関連書籍
バイオガスの基礎知識から、バイオガスプラント技術の実用知識までを、最新情報に基づき、具体的かつ平易に解説。日本国内の現状もにらみ、随所に訳者注を設け、無理なく理解できるように工夫を凝らす。
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薄くて巻ける有機ELディスプレー・京大など開発
京都大学・生存圏研究所の矢野浩之教授、パイオニア、三菱化学は25日、紙のように薄く曲げられる低コストの有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレーを開発した、と発表した。試作品は単色表示だが、原理的にはフルカラーの動画表示が可能。実用化できれば、衣服や自動車の車体など、湾曲した部分に張り付けて映像を表示するといったことも可能になる。
新開発のディスプレーは名刺サイズで、厚さは1ミリ以下。フィルム状の樹脂基板に発光素子を集積した。樹脂に生物が作り出した特殊な繊維を加え、熱による変形を抑えるとともに透明度の高い基板をつくり、ディスプレー用として安価に作れるメドをつけた。現在、携帯電話機向けなどに量産されている有機ELディスプレーは、基板がガラスで曲げられない。研究段階では曲げられるタイプも試作されているが、今回の試作品は低コスト化が可能という。有機ELは液晶、プラズマに次ぐ第三の薄型ディスプレー。有機材料の薄膜に電圧を加えると発光する性質を利用して表示装置にする。(引用:日本経済新聞)
最近多いですね。
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CRT、液晶に続く次世代ディスプレイ「有機EL」。美しい・視野角が広い・動作が速いという特徴をもつが、紙のように薄いディスプレーや大型サイズの開発などインパクトも強い。製法から将来展望までを解説。
京大融合研、産学連携で有機発光トランジスタを開発
京都大学とパイオニア、三菱化学、ロームの3社は、「包括的産学融合アライアンス」として平成14年(2002年)8月から始めた産学連携の大型共同研究の研究成果として、有機発光トランジスタと低熱膨張透明基板を開発したと、2005年1月25日に共同発表した。
この産学融合アライアンスは、パイオニアなどの3社にNTT(日本電信電話)、日立製作所の2社を加えた合計5社と「次世代の有機系エレクトロニクス・デバイス」の研究開発を目指し、2002年から5年間の大型共同研究プログラムとして始めたもの。異業種同士の垂直統合アライアンスを組んだのが特徴になっている。
具体的な開発テーマは「高機能フレキシブルディスプレイ」の大テーマの下に5分野・21項目のテーマを設定し、将来の新産業興しにつながる研究開発を目標としている。参加する企業は1社当たり1年間に5000万円の共同研究費を負担する仕組み。日本の大学と企業連合が産学連携の大型共同研究を組んだ第1号として注目されている
京大の窓口となる国際融合創造センター(IIC)によると、企業5社と毎年1回、共同研究成果を評価し、共同研究の進捗度や計画通りに成果が上がっているかどうかを検討する。今回は、共同研究を始めて約2年半で、折り返し点での一種の中間評価になっている。万一、企業側が成果が上がっていないと判断すると、年間5000万円の共同研究費を打ち切る可能性もあり、京大側はいい意味での緊張感を感じているという。
今回の研究成果である有機発光トランジスタは、有機トランジスタにEL(エレクトロルミネッセンス発光機能を持たせた電界効果型トランジスタ(FET)である。同デバイスをアクティブマトリックス型表示素子に適用すると、従来の有機ELディスプレイに比べて、部品点数を大幅に少なくすることができ、つくりやすいのでコストダウンが可能との見通し。
この研究成果は、京大と千歳科学技術大学との協力による有機半導体材料と有機発光材料の研究結果に、三菱化学の機能性色素と有機合成の技術、ロームとパイオニアの半導体技術を融合して得られたもの。(引用:nilkkeibp)
なかなかこの産学協同は面白いですね。かなり異業種もいるようでいろんな知識、技術から新たな見解、知識、技術が生まれそうです。
東海カーボンと三菱化学、カーボンブラックの共同会社を断念
東海カーボンと三菱化学は24日、今年4月に予定していたカーボンブラック事業での共同出資会社設立を断念すると発表した。新会社には東海カーボンが6割、三菱化学が4割出資し、三菱化学のカーボンブラック事業を移管する予定だった。計画を審査していた公正取引委員会が、新会社と東海カーボンを合わせた国内シェアの高さなどを理由に競争が阻害されると判断した。今後は両社とも単独で同事業を手掛けていくという。カーボンブラックは合成ゴムに混ぜて、タイヤの補強材に使うほか、塗料やインキを黒色にする着色剤にも使う。東海カーボンはカーボンブラックの国内首位で、三菱化学は同3位。両社合計の国内シェアは約4割。(引用:日本経済新聞)
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