ウォルフ・キシュナー還元 Wolff-Kishner Reduction
Jun
09
2009
アルデヒド・ケトン→アルカン

- 概要
カルボニルからメチレンへの還元反応。
NaOHやKOHの共存下、アルデヒドやケトンをヒドラジンとエチレングリコール中加熱することで、炭化水素が得られる(黄鳴竜変法)。Clemmensen還元が酸性条件で行われるのに対して、本反応はそれと相補的な塩基性条件下で行われる。
ヒドラゾンの代わりに、セミカルバゾンやアジンを前駆体として用いても同様の反応は進行する。
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- 基本文献
・Wolff, L. Ann. 1912, 394, 86.
・Huang-Minlon Modification: (a) Minlon, H. J. Am. Chem. Soc. 1946, 68, 2487. DOI: 10.1021/ja01216a013 (b) idem. J. Am. Chem. Soc. 1949, 71, 3301. DOI: 10.1021/ja01178a008 (c) Hunig, S.; Lucke, E.; Brenningesr, W. Org. Synth. 1963, 43, 34.
・Todd, D. Org. React. 1948, 4, 378.
・Szmant, H. H. Angew. Chem., Int. Ed. Engl. 1968, 7, 120.
・Hutchins, R. O.; Hutchins, M. K. Comprehensive Organic Synthesis 1991, 8, 327.
- 反応機構
- 反応例
トシルヒドラジンと水素化シアノホウ素ナトリウムを用いて、ケトンから一挙にアルカンを得る改良法[1]が知られている。
ヒドラゾンはDMSO-tBuOH溶媒中、t-ブトキシカリウムで処理すると室温でWolff-Kishner還元を行うことが出来る。ビスTBSヒドラジンを用いることで、ヒドラゾン形成段階の効率化も達成されている(Cram-Myers変法)[2]
Neotripterifordinの合成[3]
- 実験手順
- 実験のコツ・テクニック
- 参考文献
[2] Furrow, M. E.; Myers, A. G. J. Am. Chem. Soc. 2004, 126, 5436. DOI: 10.1021/ja049694s
[3] Corey, E. J.; Liu, K. J. Am. Chem. Soc. 1997, 119, 9929. DOI: 10.1021/ja972549c
- 関連書籍
- 関連リンク
・Wolff-Kishner Reduction (Wikipedia)
・Wolff-Kishner Reduction (organic-chemistry.org)
・Wolff-Kishner Reduction
・ウォルフ・キッシュナー還元 (Wikipedia日本)
関連反応、試薬、記事
ODOOS -合成反応データベース- by Chem-Station
- ワートン反応 Wharton Reaction
- バートン・マクコンビー脱酸素化 Barton-McCombie Deoxygenation
- 四酸化オスミウム Osmium Tetroxide (OsO4)
- クレメンゼン還元 Clemmensen Reduction
- アルコールのアルカンへの変換 Conversion from Alcohol to Alkane
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最終更新日時:2010年8月 6日 10:43
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