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Lindau Nobel Laureate Meeting 動画集のご紹介

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Tshozoです。タイトルの件、”ヨーロッパリベンジ”の動画を見ながらWeb探索を夜な夜な続けておりましたところ、素晴らしい動画サイトを見つけたのでご紹介しましょう。

そのサイトとは”Lindau Nobel Laureate Meetings”のページ(リンク)。何度かケムステの記事で紹介されているのですが(こちら や こちら、あと こちら と こちら の記事は実際に本サイトのスタッフが行っているのでオススメ)、概要はともかく講演が見れないので筆者ごときが見てみてもなぁ、と思っていました。

ですが、改めて同サイトを訪れてみると、過去講演が動画で見れるじゃないですか(リンク)!!! 特に2017年は化学でしたからその内容たるやあっと驚くタメゴロー!(Lectureのリンクはこちら)

2015~2017年分で今のところ見れた動画リスト 緑塗りが個人的オススメ
特に窒素マニアはSchrockの講演、必ず最後まで見るべきです(断言)

色々楽しかったので筆者が好きな科学者の方々をストⅡ風に並べてみました
(写真は同じくリンダウ会議のこちらの各受賞者紹介サイトから引用)
エイダ姐さん怖いっす

さらによくよく見てみると2014年以前のLectureも化学だけでなく物理、経済などもほぼ全て見れるようになっており、筆者が一番うれしいのが湯川秀樹先生の講演音声(リンク)まで公開されている点。マニア垂涎の内容ではないでしょうか。

ラウエ、ディラック、湯川先生という超天才3人組(上記音声ストリームより切り取り)
一堂に集まったのを初めてみました

ただ一つだけ問題を挙げるとすると、筆者の極細回線(56Kレベル)では1動画を見るまでに半日くらいかかってしまった点でしょうか。嫁さん(実在)が*oftbankだということでSoft*ankに(強制的に)乗り換えした(された)のですがこりゃまぁVWの排ガス問題がかわいらしく見える酷い速度で、公称とか公開数値ははあくまで目安だと再認識された時点です。

最後になりますがリンダウは人の名前・・・じゃなくて土地の名前です。ドイツ連邦バイエルン州にある小さな町で、1950年代にこの町の2人のお医者様Franz Karl HeinとGustav Wilhelm Parade(教授でもあったもよう)がスウェーデン国王の曾孫であるCount Lennart Bernadotteと共謀・・・もといこの企画を興したのがリンダウ会議のはじまりで、以来60年以上の長きにわたりこの取り組みは継続されてきました。もともとはWWⅡでバラバラになってしまった科学者コミュニティの連携を復活させるのが意義だったそうですが、その精神を受けつつ若い世代への伝承の場としても活用されているのは素晴らしいことだと思います。こうした歴史化するような取組が多いのはやっぱり欧州の文化なんですかネェ。

リンダウ会議の立役者お三方(リンダウ会議のページから引用 リンク)
一番左Hein氏、真ん中がBernadotte氏、右がParade氏

これらの動画、非常に楽しくノーベル賞受賞者などとは大きく関係のない人生を歩んできた筆者にも今回を以ってぐっと身近になったと感じる次第です。だって半日DLを待てば一流科学者の講演が見れるんですよ?! OKBだかAKBだか知りませんが少なくともアイドルに入れ込んでゴミクズCDを買って一体感を感じるように、科学者のアイドルである彼らの講演を見るとなんかこっちまで嬉しくなってくるのは人情というものです。

その後上記の動画を見て以降googleやbingで科学者の講演録を見つけちゃぁ閲覧していますが、何というかすごくご本人の色が出ておりああこの先生性格悪そうとかつまらなそうとか論文だけでは見えないものがわかるのでなかなか。筆者も昔世界的な数学者に憧れて憧れて機会を得て初めてその方の講演を聞いたとき、あまりの自慢たらたらの興味が湧かない内容に心から失望した思い描いていた内容とずいぶんずれていたことがありまして、予め動画を見ておくのはそうした心の段差がズレないようにも出来るのでよいと思いますよ。

その一環でついでと申し上げてはナンですが、G.Whitesides教授の動画も本件に併せてご紹介しておきます。この方のエッセイ”Writing a Paper“のおかげでどれだけの学生が救われたことか想像に難くないのですが、同教授の考えの一旦に触れることのできる貴重な動画になりますのでお勧めです。最近は字幕技術も発達してますから聞き取りが苦手な方でも大丈夫でしょう。

ということで20年前の状況と比べると「ノーベル賞受賞者の講演を見れるなんて!」という隔世の感があります。しかし、考えてみれば当時ニューヨークのブロードウェイなどでは既に数十MBの演目紹介動画などを発信していたのですから、未来の萌芽はこういうところに既に現れていたんだなぁと思わずにはおれません。同様に、今はヨチヨチ歩きのサイエンスも20年後には立派な産業として世を席巻しているかもしれないのですから、各位がこれらの動画を見て静かに奮い立たれることを願って今回の記事の閉めといたします。

それでは今回はみじかいですがこんなところで。

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Tshozo

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メーカ開発経験者(電気)。56歳。コンピュータを電算機と呼ぶ程度の老人。クラウジウスの論文から化学の世界に入る。ショーペンハウアーが嫌い。

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