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製薬外資、日本へ攻勢 高齢化で膨らむ市場

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リピトール外資系製薬メーカーの日本への攻勢が止まらない。高齢化で医療費が膨らむ日本を狙い、主力製品を投入する一方、課題の販売力も医薬情報担当者(MR)の増員で強化している。攻勢はまだまだ続きそうで、国内メーカーの再編や海外強化への圧力になっている。

 日本で最も売り上げが多い外資は、世界最大手の米ファイザーだ。日本での04年度の売上高は前年度比25.1%増の3856億円と過去最高を更新した。国内5位で、武田薬品工業アステラス製薬(山之内製薬と藤沢薬品工業が4月に合併)、今秋に統合する三共・第一製薬、エーザイに次ぐ。 

 ノルバスク


全世界で1兆円以上売れたという高脂血症薬「リピトール」、高血圧症薬「ノルバスク」など循環器系の戦略商品が日本でも好調。約3200人を擁するMRは、国内勢で最も多いアステラスの2500人を上回る。全国の病院にこまめに足を運び、自社製品の採用を働きかける。(引用:朝日新聞


 


リピトール(アトルバスタチンカルシウム)は大型医薬品で2003年世界売上1位、ノルバスク(ベシル酸アムロジピン)は世界売上5位の薬です。最近2004年の日本の医薬品ランキングでも三共のメバロチンを抜いて1位になったノルバスク。また、昨年これら2つを配合した高血圧・高コレステロール血症治療薬「Caduet」(カデュエット)をアメリカで発売しました(日本では未発売。)


MR3000人超はすごいですね。日本の製薬会社はこれから生き残りをかけた新薬開発、販売の勝負の時です。


関連リンク


世界の医薬品メーカーランキング2004


米FDA、塩野義の高脂血症薬で副作用警告


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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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