[スポンサーリンク]

世界の化学者データベース

デヴィッド・ナギブ David A. Nagib

[スポンサーリンク]

デヴィッド・A・ナギーブ(David A. Nagib、19xx年x月x日-)は、米国の有機化学者である。オハイオ州立大学 教授(写真:nagiblab)。

経歴

2006 ボストンカレッジ 卒業(Scott J. Miller教授)
2011 プリンストン大学 博士号取得 (David W. C. MacMillan教授)
2011-2014 カリフォルニア大学バークリー校 博士研究員(F. Dean Toste 教授)
2014-2020 オハイオ州立大学 助教授
2020-2022 オハイオ州立大学 准教授
2022- オハイオ州立大学 教授

受賞歴

2012 Ruth L. Kirschstein Postdoctoral Fellowship, NIH
2015 Doctoral New Investigator Award, ACS PRF
2016 Outstanding Investigator Award, NIH
2016 Distinguished Undergraduate Research Mentor Award (Finalist), The Ohio State University
2017 Thieme Chemistry Journals Award2017 Faculty Early Career Development Award, NSF
2017 Faculty Early Career Development Award, National Science Foundation (NSF CAREER)
2018 Featured Young Investigator, American Chemical Society (ACS Select)
2019 Emerging Investigator, Chemical Communications (Royal Society of Chemistry)
2019 Sloan Research Fellow, Alfred P. Sloan Foundation (Sloan)
2020 Lilly Young Investigator Award, Eli Lilly & Co. (ACC Lilly)
2021 Arthur C. Cope Scholar Award, American Chemical Society (ACS)
2022 Organic Reactions Lecturer, University of Florida
2022 Merck Outstanding Chemists of Color Award
2022 Kavli Frontiers of Science Symposium, National Academy of Sciences

研究概要

穏和なラジカル発生法にもとづく化学選択的変換法の開発

ヨウ素酸化剤共存下に窒素ラジカル種を発生させ、分子内1,5-HAT過程からC(sp3)-H変換を行う手法の開発[1,2]は顕著な業績である。

(画像:Nagib研ホームページより)

関連文献

  1. Wappes, E. A.; Nakafuku, K. M.; Nagib, D. A. J. Am. Chem. Soc. 2017, 139, 10204. DOI: 10.1021/jacs.7b05214
  2. Wappes, E. A.; Fosu, S. C.; Chopko, T. C.; Nagib, D. A. Angew. Chem. Int. Ed. 2016, 55, 9974. DOI: 10.1002/anie.201604704

関連リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. ブルクハルト・ケーニッヒ Burkhard König
  2. ロジャー・コーンバーグ Roger Kornberg
  3. ハリー・グレイ Harry B. Gray
  4. 安藤弘宗 Hiromune Ando
  5. ジョアンナ・アイゼンバーグ Joanna Aizenberg
  6. 有賀 克彦 Katsuhiko Ariga
  7. トビアス・リッター Tobias Ritter
  8. アリ・ワーシェル Arieh Warshel

注目情報

ピックアップ記事

  1. 耐熱性生分解プラスチック開発 150度でも耐用 阪大
  2. 鉄カルベン活性種を用いるsp3 C-Hアルキル化
  3. ビオチン標識 biotin label
  4. 第46回「趣味が高じて化学者に」谷野圭持教授
  5. 第75回―「分子素子を網状につなげる化学」Omar Yaghi教授
  6. SciFinder Future Leaders in Chemistry参加のススメ
  7. 第52回「薬として働く人工核酸を有機化学的に創製する」和田 猛教授
  8. 全薬工業とゼファーマ、外用抗真菌薬「ラノコナゾール」配合の水虫治療薬を発売
  9. アビー・ドイル Abigail G. Doyle
  10. 【日産化学 26卒】 【7/10(水)開催】START your ChemiSTORY あなたの化学をさがす 研究職限定 Chem-Talks オンライン大座談会

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2017年11月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

注目情報

最新記事

理研の研究者が考える“実験ロボット”の未来とは?

bergです。昨今、人工知能(AI)が社会を賑わせており、関連のトピックスを耳にしない日はないといっ…

【9月開催】 【第二期 マツモトファインケミカル技術セミナー開催】有機金属化合物 オルガチックスを用いたゾルゲル法とプロセス制御ノウハウ①

セミナー概要当社ではチタン、ジルコニウム、アルミニウム、ケイ素等の有機金属化合物を“オルガチック…

2024年度 第24回グリーン・サステイナブル ケミストリー賞 候補業績 募集のご案内

公益社団法人 新化学技術推進協会 グリーン・サステイナブル ケミストリー ネットワーク会議(略称: …

ペロブスカイト太陽電池開発におけるマテリアルズ・インフォマティクスの活用

開催日時 2024.09.11 15:00-16:00 申込みはこちら開催概要持続可能な…

第18回 Student Grant Award 募集のご案内

公益社団法人 新化学技術推進協会 グリーン・サステイナブルケミストリーネットワーク会議(略称:JAC…

杉安和憲 SUGIYASU Kazunori

杉安和憲(SUGIYASU Kazunori, 1977年10月4日〜)は、超分…

化学コミュニケーション賞2024、候補者募集中!

化学コミュニケーション賞は、日本化学連合が2011年に設立した賞です。「化学・化学技術」に対する社会…

相良剛光 SAGARA Yoshimitsu

相良剛光(Yoshimitsu Sagara, 1981年-)は、光機能性超分子…

光化学と私たちの生活そして未来技術へ

はじめに光化学は、エネルギー的に安定な基底状態から不安定な光励起状態への光吸収か…

「可視光アンテナ配位子」でサマリウム還元剤を触媒化

第626回のスポットライトリサーチは、千葉大学国際高等研究基幹・大学院薬学研究院(根本研究室)・栗原…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP