[スポンサーリンク]

ケムステニュース

レッドブルから微量のコカインが検出される

[スポンサーリンク]

 

日本など約150カ国に展開、世界有数のシェアを持つ健康飲料メーカー、レッドブル(オーストリア)が欧米中心に販売する「レッドブル・コーラ」から麻薬のコカインが検出され、ドイツでは販売が禁止された。人体への影響はないが、原料に使うコカの葉から通常は取り除かれるコカイン成分が残留したとみられる。(引用:47NEWS)

日本だとややお高め感のあるエナジードリンク、レッドブル(redbull)。最近、麻薬でもあるコカインが検出されたとしてニュースになっていました。検出されたのはレッドブル・コーラ味。日本未発売なので、国内販売にはほとんど影響が無いニュース、でしょうか。

このコカインは、どうやら風味付けに使われていたコカ葉から混入したようです。しかしその残留量はごく僅かなもので、人体には全く影響無いレベルだとか。

とはいえそんな検出ギリギリ超微量でも、法律などに触れてしまうのか、はたまた国を挙げて過敏なのか、ドイツや台湾、オーストリアなどなどでは回収・販売禁止騒ぎになってるようです。

アメリカのスーパーマーケットでは12本入り$20とリーズナブル価格で販売されており、なかなかに美味しい(?)ので、筆者は結構な頻度で愛飲しています。そんな身なので、このニュースはちょっとだけ気に留めてしまいました。今のところ自分が依存症になってるようでもないので、全くもって気にする必要はなさそうですね。

 

関連して知ったのですが、「コカ・コーラ」の名称自体、昔製造に使われていたコカ葉から来てるんですね。なるほど勉強になりました。

 

関連書籍

[amazonjs asin=”4901270354″ locale=”JP” title=”タイの華人財閥57家―タイを創った男達・女達”]

関連リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. 人の鼻の細菌が抗菌作用がある化合物をつくっていたーMRSAに効果…
  2. 万有製薬、つくば研究所を閉鎖
  3. 旭硝子が新中期計画、液晶・PDPガラス基板事業に注力
  4. 書籍「Topics in Current Chemistry」が…
  5. ヘリウムガスのリサイクルに向けた検討がスタート
  6. サリドマイド、がん治療薬に
  7. 新型コロナウイルスをブロックする「N95マスクの95って一体何?…
  8. 鉄鋼のように強いポリプロピレン

注目情報

ピックアップ記事

  1. 相次ぐ化学品・廃液の漏洩・流出事故
  2. 有機アジド(2):爆発性
  3. (+)-マンザミンAの全合成
  4. ここまでできる!?「DNA折り紙」の最先端 ③ ~立体を作ろう! 編~
  5. ポンコツ博士の海外奮闘録XIX ~博士,日本を堪能する①~
  6. 触媒的C-H酸化反応 Catalytic C-H Oxidation
  7. オピオイド受容体、オレキシン受容体を標的とした創薬研究ーChemical Times 特集より
  8. 理化学研究所が新元素発見 名前は「リケニウム」?
  9. エリック・メガース Eric Meggers
  10. 乳がんを化学的に予防 名大大幸医療センター

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年6月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

注目情報

最新記事

河村奈緒子 Naoko Komura

河村 奈緒子(こうむら なおこ, 19xx年xx月xx日-)は、日本の有機化学者である。専門は糖鎖合…

分極したBe–Be結合で広がるベリリウムの化学

Be–Be結合をもつ安定な錯体であるジベリロセンの配位子交換により、分極したBe–Be結合形成を初め…

小松 徹 Tohru Komatsu

小松 徹(こまつ とおる、19xx年xx月xx日-)は、日本の化学者である。東京大学大学院薬学系研究…

化学CMアップデート

いろいろ忙しくてケムステからほぼ一年離れておりましたが、少しだけ復活しました。その復活第一弾は化学企…

固有のキラリティーを生むカリックス[4]アレーン合成法の開発

不斉有機触媒を利用した分子間反応により、カリックスアレーンを構築することが可能である。固有キラリ…

服部 倫弘 Tomohiro Hattori

服部 倫弘 (Tomohiro Hattori) は、日本の有機化学者。中部大学…

ぱたぱた組み替わるブルバレン誘導体を高度に置換する

容易に合成可能なビシクロノナン骨格を利用した、簡潔でエナンチオ選択的に多様な官能基をもつバルバラロン…

今年は Carl Bosch 生誕 150周年です

Tshozoです。タイトルの件、本国で特に大きなイベントはないようなのですが、筆者が書かずに誰が…

ペンタフルベンが環構築の立役者!Bipolarolide D の全合成

4つの五員環が連結するユニークな構造をもつ天然物bipolarolide Dの全合成を達成した。エナ…

植物由来アルカロイドライブラリーから新たな不斉有機触媒の発見

第632回のスポットライトリサーチは、千葉大学大学院医学薬学府(中分子化学研究室)博士課程後期3年の…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP