[スポンサーリンク]

ケムステニュース

LG化学がグローバルイノベーションコンテストを開催へ

[スポンサーリンク]

韓国総合化学メーカーのLG化学は、大学や研究機関を対象にグローバル・イノベーション・コンテストを開催すると発表した。世界を変える革新的な技術を発掘することを目的とし、受賞機関に最大15万ドルの研究開発費を支援する。(引用:時事通信社6月21日)

LG化学では、LG Chem Global Innovation Contest (GIC2018)を開催しています。公式サイトの情報をまとめると、

  • 応募対象:全世界の大学、研究機関の研究チーム
  • 対象分野:エネルギー、環境、機能性素材、バイオ、プラットフォームなど
  • ノミネート報酬:研究契約の同意の上、最大15万ドルの研究開発費、LG化学の研究チームとの共同研究機会
  • 応募期間:2018年6月18日から9月30日まで
  • 応募方法:応募サイトにてプロポーザル、研究概要を提出
  • 結果発表:2018年12月に受賞機関が発表され2019年の3月までに受賞機関とのLG化学との研究契約が完了

対象の研究はバッテリーや機能性ポリマー、ガンワクチンなど流行の研究テーマが例示されていますが、それ以外にも広く世界を変える革新的な技術を応募対象としています。報酬が研究契約の同意の上での高額な研究開発費ということから、LG化学の将来ビジネスを見据えた技術開発をコンテストを通じて探しているようです。

LG化学は韓国最大手の総合化学メーカーで、基礎化学品に加えて、バッテリー、半導体、ディスプレー材料、医薬品などを製造しています。

関連書籍

ケムステ”コンテスト”関連記事

Zeolinite

投稿者の記事一覧

ただの会社員です。某企業で化学製品の商品開発に携わっています。社内でのデータサイエンスの普及とDX促進が個人的な野望です。

関連記事

  1. よくわかる最新元素の基本と仕組み
  2. カクテルにインスパイアされた男性向け避妊法が開発される
  3. イタリアに医薬品販売会社を設立 エーザイ
  4. パーキンソン病治療の薬によりギャンブル依存に
  5. イグノーベル賞2023が発表:祝化学賞復活&日本人受賞
  6. 化学企業のグローバル・トップ50が発表【2022年版】
  7. 歯のバイオフィルム除去と病原体検出を狙ったマイクロロボットの開発…
  8. 産総研「先端半導体研究センター」を新たに設立

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 野依不斉水素化反応 Noyori Asymmetric Hydrogenation
  2. コーリー・チャイコフスキー反応 Corey-Chaykovsky Reaction
  3. 自己多層乳化を用いたマトリョーシカ微粒子の調製 〜油と水を混ぜてすぐ固めるだけ〜
  4. 有機合成化学協会誌2017年12月号:四ヨウ化チタン・高機能金属ナノクラスター・ジシリルベンゼン・超分子タンパク質・マンノペプチマイシンアグリコン
  5. なぜ電子が非局在化すると安定化するの?【化学者だって数学するっつーの!: 井戸型ポテンシャルと曲率】
  6. ロジウム(I)触媒を用いるアリールニトリルの炭素‐シアノ基選択的な切断とホウ素化反応
  7. 化学物質だけでiPS細胞を作る!マウスでなんと遺伝子導入なしに成功
  8. 化学系ラボの3Dプリンター導入ガイド
  9. ガラスのように透明で曲げられるエアロゲル ―高性能透明断熱材として期待―
  10. カチオン性三核Pd触媒でC–I結合選択的にカップリングする

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2018年6月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

注目情報

最新記事

フローマイクロリアクターを活用した多置換アルケンの効率的な合成

第610回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院理学研究科(依光研究室)に在籍されていた江 迤源…

マリンス有機化学(上)-学び手の視点から-

概要親しみやすい会話形式を用いた現代的な教育スタイルで有機化学の重要概念を学べる標準教科書.…

【大正製薬】キャリア採用情報(正社員)

<求める人物像>・自ら考えて行動できる・高い専門性を身につけている・…

国内初のナノボディ®製剤オゾラリズマブ

ナノゾラ®皮下注30mgシリンジ(一般名:オゾラリズマブ(遺伝子組換え))は、A…

大正製薬ってどんな会社?

大正製薬は病気の予防から治療まで、皆さまの健康に寄り添う事業を展開しています。こ…

一致団結ケトンでアレン合成!1,3-エンインのヒドロアルキル化

ケトンと1,3-エンインのヒドロアルキル化反応が開発された。独自の配位子とパラジウム/ホウ素/アミン…

ベテラン研究者 vs マテリアルズ・インフォマティクス!?~ 研究者としてMIとの正しい向き合い方

開催日 2024/04/24 : 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足…

第11回 慶應有機化学若手シンポジウム

シンポジウム概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大…

薬学部ってどんなところ?

自己紹介Chemstationの新入りスタッフのねこたまと申します。現在は学部の4年生(薬学部)…

光と水で還元的環化反応をリノベーション

第609回のスポットライトリサーチは、北海道大学 大学院薬学研究院(精密合成化学研究室)の中村顕斗 …

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP