[スポンサーリンク]

N

根岸カルボメタル化 Negishi Carbometalation

[スポンサーリンク]

 

概要

アルキルアルミニウム試薬およびジルコニウム触媒存在下に末端アルキンにカルボメタル化を行う反応。Cp2ZrCl2を用いることで、高い位置選択性でアルミニウムを末端に導入することができる。通常cis付加にて進行する。中間体のアルケニルアルミニウムは、根岸クロスカップリングなどに伏すことでさらなる炭素伸長に用いることができる。

アルケンに対しても同様の反応は進行する。こちらはキラルジルコニウム触媒を用いることで不斉化が可能(ZACA反応)。

基本文献

<review>

 

反応機構

 

反応例

 

実験手順

 

実験のコツ・テクニック

 

参考文献

 

関連反応

 

関連書籍

[amazonjs asin=”0471315060″ locale=”JP” title=”Handbook of Organopalladium Chemistry for Organic Synthesis: Volume 1 and Volume 2″]

 

外部リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. エドマン分解 Edman Degradation
  2. オキシム/ヒドラゾンライゲーション Oxime/Hydrazon…
  3. ケネディ酸化的環化反応 Kennedy Oxydative Cy…
  4. 永田試薬 Nagata Reagent
  5. 野崎・檜山・岸反応 Nozaki-Hiyama-Kishi (N…
  6. レイングルーバー・バッチョ インドール合成 Leimgruber…
  7. カルバメート系保護基 Carbamate Protection
  8. ネイティブ・ケミカル・ライゲーション Native Chemic…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 産業界のニーズをいかにして感じとるか
  2. ランディ・シェックマン Randy Schekman
  3. 今年の名古屋メダルセミナーはアツイぞ!
  4. ジャン=ピエール・ソヴァージュ Jean-Pierre Sauvage
  5. 第150回―「触媒反応機構を解明する計算化学」Jeremy Harvey教授
  6. 近赤外光を青色の光に変換するアップコンバージョン-ナノ粒子の開発
  7. マニュエル・アルカラゾ Manuel Alcarazo
  8. 電子実験ノートSignals Notebookを紹介します ①
  9. KISTEC教育講座『中間水コンセプトによるバイオ・医療材料開発』 ~水・生体環境下で優れた機能を発揮させるための材料・表面・デバイス設計~
  10. 光延反応 Mitsunobu Reaction

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2013年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

注目情報

最新記事

ACS Publications主催 創薬企業フォーラム開催のお知らせ Frontiers of Drug Discovery in Japan: ACS Industrial Forum 2025

日時2025年12月5日(金)13:00~17:45会場大阪大学産業科学研究所 管理棟 …

【太陽ホールディングス】新卒採用情報(2027卒)

■■求める人物像■■「大きな志と好奇心を持ちまだ見ぬ価値造像のために前進できる人…

欧米化学メーカーのR&D戦略について調査結果を発表

この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=松本竜馬)は、欧米化…

有馬温泉でラドン泉の放射線量を計算してみた【化学者が行く温泉巡りの旅】

有馬温泉は、日本の温泉で最も高い塩分濃度を持ち黄褐色を呈する金泉と二酸化炭素と放射性のラドンを含んだ…

アミンホウ素を「くっつける」・「つかう」 ~ポリフルオロアレーンの光触媒的C–Fホウ素化反応と鈴木・宮浦カップリングの開発~

第684回のスポットライトリサーチは、名古屋工業大学大学院工学研究科(中村研究室)安川直樹 助教と修…

第56回ケムステVシンポ「デバイスとともに進化する未来の化学」を開催します!

第56回ケムステVシンポの会告を致します。3年前(32回)・2年前(41回)・昨年(49回)…

骨粗鬆症を通じてみる薬の工夫

お久しぶりです。以前記事を挙げてから1年以上たってしまい、時間の進む速さに驚いていま…

インドの農薬市場と各社の事業戦略について調査結果を発表

この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=松本竜馬)は、インド…

【味の素ファインテクノ】新卒採用情報(2027卒)

当社は入社時研修を経て、先輩指導のもと、実践(※)の場でご活躍いただきます。…

味の素グループの化学メーカー「味の素ファインテクノ社」を紹介します

食品会社として知られる味の素社ですが、味の素ファインテクノ社はその味の素グループ…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP