[スポンサーリンク]

世界の化学者データベース

ジョン・スティル John K. Stille

[スポンサーリンク]

ジョン・ケネス・スティル(John Kenneth Stille、1930年5月8日-1989年7月19日)は、アメリカの有機化学者である。米コロラド州立大学教授(写真:About the Stille Symposium、左はStille教授、右は妻のDolores)。

経歴

1930年 アリゾナ生まれ。

1952 アリゾナ大学 卒業
1953 アリゾナ大学 修士号取得
1957 イリノイ大学 博士号取得
1957 アイオワ大学に勤務
1965 アイオワ大学 教授
1977 コロラド州立大学 教授

 

受賞歴

1974 William H. Rauscher Memorial Lecturer
1979 Gossett Lecturer
1980 Case Centennial Scholar
1982 ACS Award in Polymer Chemistry
1988 ACS Colorado Section Award
1989 Arthur C. Cope Scholar Award

 

研究概要

有機スズ化合物を用いるクロスカップリング反応の開発

x-ene-25.gif

現在では右田-小杉-Stilleクロスカップリングという人名反応として知られている反応を開発。

有毒な有機スズ化合物を当量用いなくてはならない欠点はあるが、他のクロスカップリングよりも穏和な条件で進むために、現在でも天然物全合成研究など、複雑化合物合成の分野ではよく用いられている。

 

名言集

 

コメント&その他

 

関連動画

 

関連文献

 

関連書籍

 

外部リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. エチオ・リザード Ezio Rizzardo
  2. デヴィッド・ニセヴィッツ David A. Nicewicz
  3. 遠藤章 Akira Endo
  4. Noah Z. Burns ノア・バーンズ
  5. ジョージ・フェール George Feher
  6. カリコ― カタリン Karikó Katalin
  7. クラーク・スティル W. Clark Still
  8. クリストフ・マチャゼウスキー Krzysztof Matyjas…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 単分子の電気化学反応を追う!EC-TERSとは?
  2. 亜鉛トリフラート触媒:Zinc Triflate
  3. メカノケミストリーを用いた固体クロスカップリング反応
  4. 前田 浩 Hiroshi Maeda
  5. 摩訶不思議なルイス酸・トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン
  6. 有機電解合成のはなし ~アンモニア常温常圧合成のキー技術~
  7. ゼロから始める!量子化学計算~遷移状態を求める~
  8. 第4回鈴木章賞授賞式&第8回ICReDD国際シンポジウム開催のお知らせ
  9. サラ・オコナー Sarah E. O’Connor
  10. 2011年10大化学ニュース【前編】

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年7月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

注目情報

最新記事

第69回「見えないものを見えるようにする」野々山貴行准教授

第69回目の研究者インタビューです! 今回は第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り…

第68回「表面・界面の科学からバイオセラミックスの未来に輝きを」多賀谷 基博 准教授

第68回目の研究者インタビューです! 今回は第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り…

配座制御が鍵!(–)-Rauvomine Bの全合成

シクロプロパン環をもつインドールアルカロイド(–)-rauvomine Bの初の全合成が達成された。…

岩田浩明 Hiroaki IWATA

岩田浩明(いわたひろあき)は、日本のデータサイエンティスト・計算科学者である。鳥取大学医学部 教授。…

人羅勇気 Yuki HITORA

人羅 勇気(ひとら ゆうき, 1987年5月3日-)は、日本の化学者である。熊本大学大学院生命科学研…

榊原康文 Yasubumi SAKAKIBARA

榊原康文(Yasubumi Sakakibara, 1960年5月13日-)は、日本の生命情報科学者…

遺伝子の転写調節因子LmrRの疎水性ポケットを利用した有機触媒反応

こんにちは,熊葛です!研究の面白さの一つに,異なる分野の研究結果を利用することが挙げられるかと思いま…

新規チオ酢酸カリウム基を利用した高速エポキシ開環反応のはなし

Tshozoです。最近エポキシ系材料を使うことになり色々勉強しておりましたところ、これまで関連記…

第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り拓く次世代型材料機能」を開催します!

続けてのケムステVシンポの会告です! 本記事は、第52回ケムステVシンポジウムの開催告知です!…

2024年ノーベル化学賞ケムステ予想当選者発表!

大変長らくお待たせしました! 2024年ノーベル化学賞予想の結果発表です!2…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP