[スポンサーリンク]

odos 有機反応データベース

ワートン反応 Wharton Reaction

[スポンサーリンク]

 

概要

α,β-エポキシケトンをヒドラジンで処理すると、エポキシドが開環してアリルアルコールが得られる。スルホニルヒドラジンを代わりに用いると、開裂を起こす(Eshcenmoser-Tanabe開裂)。

基本文献

 

反応機構

wharton_2.gif

反応例

OSW-1の合成[1] wharton_3.gif

実験手順

 

実験のコツ・テクニック

 

参考文献

[1] Yu, W.; Jin, Z. J. Am. Chem. Soc. 2002124, 6576. DOI: 10.1021/ja012119t

 

関連反応

 

関連書籍

 

外部リンク

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. O-アシルイソペプチド法 O-acylisopeptide Me…
  2. NHPI触媒によるC-H酸化 C-H Oxidation wit…
  3. ニトロキシルラジカル酸化触媒 Nitroxylradical O…
  4. ケーニッヒ・クノール グリコシド化反応 Koenigs-Knor…
  5. 根岸カルボメタル化 Negishi Carbometalatio…
  6. エルマンイミン Ellman’s Imine
  7. ポヴァロフ反応 Povarov Reaction
  8. フェティゾン試薬 Fetizon’s Reagent…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 室温で二酸化炭素をメタノールへ変換できる触媒の創製
  2. エーザイ 抗がん剤「ハラヴェンR」日米欧で承認取得 
  3. マテリアルズ・インフォマティクスの基礎
  4. NIMSフォーラム 「未来のエネルギーをつむぐ新材料・新物質、ここに集結!」
  5. 少年よ、大志を抱け、名刺を作ろう!
  6. メタンガスと空気からメタノールを合成する
  7. 第10回 太陽光エネルギーの効率的変換に挑むー若宮淳志准教授
  8. 「人工金属酵素によるSystems Catalysisと細胞内触媒反応」University of Basel, T. R. Ward研より
  9. 最終面接で内定をもらう人の共通点について考えてみた
  10. 大塚製薬4200億円で米バイオベンチャーを買収

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2010年1月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

注目情報

最新記事

カルボン酸β位のC–Hをベターに臭素化できる配位子さん!

カルボン酸のb位C(sp3)–H結合を直接臭素化できるイソキノリン配位子が開発された。イソキノリンに…

【12月開催】第十四回 マツモトファインケミカル技術セミナー   有機金属化合物 オルガチックスの性状、反応性とその用途

■セミナー概要当社ではチタン、ジルコニウム、アルミニウム、ケイ素等の有機金属化合物を“オルガチッ…

保護基の使用を最小限に抑えたペプチド伸長反応の開発

第584回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院 薬学系研究科 有機合成化学教室(金井研究室)の…

【ナード研究所】新卒採用情報(2025年卒)

NARDでの業務は、「研究すること」。入社から、30代・40代・50代……

書類選考は3分で決まる!面接に進める人、進めない人

人事担当者は面接に進む人、進まない人をどう判断しているのか?転職活動中の方から、…

期待度⭘!サンドイッチ化合物の新顔「シクロセン」

π共役系配位子と金属が交互に配位しながら環を形成したサンドイッチ化合物の合成が達成された。嵩高い置換…

塩基が肝!シクロヘキセンのcis-1,3-カルボホウ素化反応

ニッケル触媒を用いたシクロヘキセンの位置および立体選択的なカルボホウ素化反応が開発された。用いる塩基…

中国へ行ってきました 西安・上海・北京編①

2015年(もう8年前ですね)、中国に講演旅行に行った際に記事を書きました(実は途中で断念し最後まで…

アゾ重合開始剤の特徴と選び方

ラジカル重合はビニルモノマーなどの重合に用いられる方法で、開始反応、成長反応、停止反応を素反応とする…

先端事例から深掘りする、マテリアルズ・インフォマティクスと計算科学の融合

開催日:2023/12/20 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足の影…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP