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ショッテン・バウマン反応 Schotten-Baumann Reaction

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カルボン酸誘導体 → カルボン酸誘導体

 

概要

酸ハライドにアルコールもしくはアミンを作用させて、エステルもしくはアミドを得る反応。塩基としてアミンではなく、水酸化ナトリウムなどの塩基水溶液を用いる二層系条件を、特にSchotten-Baumann反応と呼ぶ。

基本文献

  • Schotten, C. Ber. 1884, 17, 2544.
  • Baumann, E. Ber. 1886, 19, 3218.
  • Sonntag, N. O. V. Chem. Rev. 1953, 52, 237. DOI: 10.1021/cr60162a001

 

反応機構

Schotten_Baumann_2.gif

反応例

 

実験手順

 

実験のコツ・テクニック

 

参考文献

 

関連反応

 

関連書籍

 

外部リンク

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博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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