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ノーベル化学賞2011候補者一覧まとめ

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 年に1度の祭典?ノーベル化学賞。あと2時間ほどで発表となります。ケムステを含めまして各所で予測されていますが、それぞれ確認するのがめんどくさいというのと、報道関係者がまとめが欲しいということなので候補者のまとめページをつくりました。ついでにLive castも設置しましたので、化学クラスタの方はこのページで待機いただけるとすぐに受賞者がわかるかも?

【追記】2011年のノーベル化学賞は

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準結晶の発見 Daniel Shechtman (イスラエル)

に決定しました!おめでとうございます!後ほど詳報をお伝えいたします!

【さらに追記】詳報というまでに至りませんでしたが、今回のノーベル化学賞を簡単に説明させていただきました→【速報】2011年ノーベル化学賞は「準結晶の発見」に!

【2012.10.08追記】 2012年度ノーベル賞発表間近! ということで少し情報を追加しました。

2011年ノーベル化学賞候補者一覧

  1. レーザー化学・分光学による化学反応追跡・検出法の開発、単一分子分光法の開発: Richard N. Zare(リチャード・ザーレ) 、 William E. Moerner (ウィリアム・モーナー)、Michel Orrit (ミシェル・オリット)
  2. タンパク質中の電子移動反応の進展と長距離電子移動の原理の解明: Harry B. Gray(ハリー・グレイ)
  3. 生物無機化学への貢献: Stephen J. Lippard (ステフェン・リパード)、Richard H. Holm (リチャード・ホルム)
  4. 分子力学シュミレーションへの貢献: Martin Karplus(マーティン・カープラス)、Norman L. Allinger (ノーマン・アリンジャー)、Keiji Morokuma(諸熊 奎治) 、Kendall Houk(ケンダール・ハウク)、David Baker(デヴィッド・ベイカー)
  5. 核内受容体を介したホルモン作用の分子基盤の解明: Ronald M. Evans(ロナルド・エバンス)、Pierre Chambon(ピエール・シャンボン)、 Elwood V. Jensen(エルウッド・ジェンセン)
  6. DNAマイクロアレイの発明と応用: Patrick O. Brown (パトリック・ブラウン)
  7. 多孔性金属-有機構造体(MOF)の合成法および機能開拓: Susumu Kitagawa (北川 進)、Omar M. Yaghi (オマー・ヤギー)、Michael O’Keeffe (マイケル・オキーフィ)、Gerard Ferey (ジェラード・フェレイ)
  8. 原子移動ラジカル重合法の開発とリビング重合研究:  Krzysztof Matyjaszewski(クリストフ・マティアシェフスキー)、Mitsuo Sawamoto (澤本光男)
  9. ナノワイヤー、ナノ材料とその応用: Charles M. Lieber (チャールズ・リーバー )、A. Paul  Alivisatos(ポール・アリヴィサトス)
  10. 色素増感太陽電池「グレッツェルセル」の発明: Michael Gratzel(マイケル・グレッツェル)
  11. DNA内の電子電荷移動に関する先駆的研究: Jacqueline K. Barton(ジャクリン・バートン)、Bernd Giese(ベルント・ギース)、Gary B. Schuster(ギャリー・シュスター)
  12. 走査型電気化学顕微鏡(SECM)の開発と応用:  Allen J. Bard (アレン・バード)
  13. デンドリマーの発見・発明と応用: Jean M.Frechet(ジャン・フレッチェ)、 Donald A. Tomalia(ドナルド・トマリア)、 Fritz Vögtle (フリッツ・ボ-グテル)、Takuzo Aida (相田卓三)
  14. リチウムイオン二次電池に関する先駆的な研究とその開発:  John B. Goodenough(ジョン・グッドイナフ)
  15. エナミンを使った有機不斉触媒反応の発展: Benjamin List(ベンジャミン・リスト)、David MacMillan(デヴィッド・マクミラン)
  16. ナノマシンおよびマイクロエレクトロニクスの発展につながる、分子自己集合に関する先駆的研究: J. Fraser Stoddart (フレーザー・ストッダート)、 George M. Whitesides (ジョージ・ホワイトサイズ)、 Seiji Shinkai (新海征治)、Julius Rebek Jr. (ジュリアス・リーベック)、Makoto Fujita(藤田誠)、Nadrian C. Seeman(ネイドリアン・シーマン)
  17. 有機物と天然物の合成に関する研究: K.C. Nicolaou(キリアコス・コスタ・ニコラウ)、Samuel J. Danishefsky (サミュエル・ダニシェフスキー)、Steven V. Ley(スティーブン・レイ)、Yoshito Kishi(岸義人)、David A. Evans(デヴィッド・エヴァンス)
  18. カーボンナノチューブの発見: Sumio Iijima(飯島澄男)、Morinobu Endo(遠藤守信)
  19. 水の光分解触媒の発見: Akira Fujishima(藤嶋 昭)
  20. 高脂血症薬・スタチン系化合物の発見: Akira Endo(遠藤章)
  21. 真核生物のRNAポリメラーゼの同定: Robert G. Roeder(ロバート・ローダー)
  22. ケミカルバイオロジーの発展: Peter G. Schultz(ピーター・シュルツ)、Stuart L. Schreiber(スチュアート・シュライバー)、Gerald Crabtree(ゲラルド・クラブトリー)
  23. 有機エレクトロルミネッセンスの開発: Ching W. Tang (鄧 青雲)
  24. ゲノミクスに関する技術と器具開発: J. Craig Venter(クレイグ・ヴェンター)
  25. 生物有機化学・生体模倣化学への貢献: Ronald Breslow(ロナルド・ブレズロウ)、Albert Eschenmoser(アルバート・エッシェンモーザー)、Koji Nakanishi (中西香爾)
  26. 組織工学(Tissue Engineering)の提唱・実用的ドラッグデリバリーシステムの開発: Robert S. Langer (ロバート・ランガー)、Joseph Vacanti (ジョセフ・ヴァカンティ)
  27. 均一系重合触媒の開発: Tobin J. Marks (トビン・マークス), Walter Kaminsky(ウォルター・カミンスキー), Maurice S. Brookhart (モーリス・ブルックハート)
  28. クリックケミストリーの提唱:Barry Sharpless(バリー・シャープレス)
  29. 経口避妊薬の開発: Carl Djerassi(カール・ジェラッシ)
  30. 金ナノクラスターの触媒活性の発見: Haruta Masataka (春田 正毅)

随時編集中。ライブが始まるまで時々更新を押してください。これだけあげれば、誰か当たるでしょう。候補者一覧を見ながら受賞の瞬間をお待ちください!

【追記】これだけあげたのにはずした!!!!!

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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