(+)-Fawcettimineの全合成
Aug
30
2007

Total Synthesis of (+)-Fawcettimine. Linghu, X.; Kennedy-Smith, J. J.; Toste, F. D. Angew. Chem. Int. Ed. 2007, Early View. DOI:10.1002/anie.200702695
カリフォルニア大学バークレイ校のTosteらによる報告です。
Fawcettimineの合成におけるポイントは、ヘミアミナール部位を切断してできる、5員環・6員環・含窒素9員環の縮環骨格の構築、および不斉四級炭素の立体制御です。
Tosteらは、独自に開発した「Au(I)触媒によるアルキン・シリルエノールエーテル間の5-endo-dig環化」[1]を鍵反応として用い、合成を達成しています(このストラテジーは、論文[1]中で示されているLycopladinの合成とほぼ同様です)。カチオン性Au(I)触媒は、既存の触媒系では達成し得ない数々の反応を進行させうることが、様々な研究者によって報告されています[2]。その中でも、Tosteは群を抜いて業績を上げており、貢献度の最も高い研究者の一人です。
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