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ケムステニュース

世界5大化学会がChemRxivのサポーターに

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The American Chemical Society, the Gesellschaft Deutscher Chemiker (German Chemical Society) and the Royal Society of Chemistry today announce their partnership with the Chinese Chemical Society and the Chemical Society of Japan as co-owners to support the strategic and financial development of ChemRxiv, the premier preprint server for the global chemistry community.(引用:ACS News Release

以前よりケムステでも取り上げてきた新潮流・プレプリント。これを扱うChemRxiv(ケムアーカイブ)の支援団体として、中国化学会(Chinese Chemical Society, CCS)日本化学会(Chemical Society of Japan, CSJ)が加わったというニュースです。

以前から支援を表明していたアメリカ化学会(American Chemical Society, ACS)、ドイツ化学会(Gesellschaft Deutscher Chemiker, GDCh)、イギリス王立化学会(Royal Society of Chemistry, RSC)に加えての参画と言うことで、めでたく世界5大化学会が全てサポートすることになりました。サポート内容は財政的支援と開発戦略の両面であり、特にアジアにおける化学系プレプリント普及への貢献が期待されます。

2019年8月25日現在、ChemRxivには2,316報のプレプリントが投稿されており、閲覧数を含め明確な増加傾向にあります。にも関わらず、アジアからの投稿数(中国98報、日本51報)は研究者人口に比してかなり少ない現状といえます。

日本の若手化学者はプレプリントの活用に強い興味を持っている様子です。しかしながら論文投稿先選びについての裁量がなく、新システムを学ぶ意思の薄い講座制ボスの意向に従わねばならない事情が、普及の進まない遠因では?とも思えています。

どんなシステムも使い方を学ばねば始まりませんし、上手く使えるならそれに越したことはありません。実のところそんなに難しい仕組みではないので、是非一度使って見てくださいね!

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博士(薬学)。Chem-Station副代表。現在国立大学教員として勤務中。専門は有機合成化学、主に触媒開発研究。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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