[スポンサーリンク]

archives

ジピバロイルメタン:Dipivaloylmethane

[スポンサーリンク]

D1678.gif


銅、鉄触媒を用いたフェノールのアリール化反応


Tailleferらは、銅または鉄触媒を用いたフェノールのアリール化反応について報告しています。それによれば、銅触媒存在下でのアリールクロリドとフェノールのカップリング反応において、ジピバロイルメタン
配位子として加えることにより、高収率でジアリールエーテルが得られます。この方法はパラジウム触媒を用いる従来の方法に比べ安価で、工業スケールでも利
用可能であることから、有用であると考えられます。また、鉄触媒存在下におけるアリールヨージドとフェノールのカップリング反応や、これらの反応を組み合
わせた非対称ポリエーテルのワンポット合成についても報告しています。
N. Xia, M. Taillefer, Chem. Eur. J., 2008, 14, 6037.
TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. カーボンニュートラル材料とマテリアルズ・インフォマティクス活用で…
  2. 【9月開催】マイクロ波化学のQ&A付きセミナー
  3. ナトリウムトリス(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロイソプロ…
  4. トルキセン : Truxene
  5. マテリアルズ・インフォマティクスに欠かせないデータ整理の進め方と…
  6. バトフェナントロリン:Bathophenanthroline
  7. ケムステ国際版・中国語版始動!
  8. りん酸2-(メタクリロイルオキシ)エチル2-(トリメチルアンモニ…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 医薬品の合成戦略ー医薬品中間体から原薬まで
  2. ギ酸 (formic acid)
  3. シロアリの女王フェロモンの特定に成功
  4. 石油化学プラントの設備内部でドローンを飛行する実証事業を実施
  5. 2013年ノーベル化学賞は誰の手に?トムソンロイター版
  6. サイエンスアゴラ2015総括
  7. 今さら聞けないカラムクロマト
  8. マーティン・バーク Martin D. Burke
  9. 有機ELディスプレイ材料市場について調査結果を発表
  10. イリジウム錯体:Iridium-complex

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

注目情報

最新記事

5/15(水)Zoom開催 【旭化成 人事担当者が語る!】2026年卒 化学系学生向け就活スタート講座

化学系の就職活動を支援する『化学系学生のための就活』からのご案内です。化学業界・研究職でのキャリ…

フローマイクロリアクターを活用した多置換アルケンの効率的な合成

第610回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院理学研究科(依光研究室)に在籍されていた江 迤源…

マリンス有機化学(上)-学び手の視点から-

概要親しみやすい会話形式を用いた現代的な教育スタイルで有機化学の重要概念を学べる標準教科書.…

【大正製薬】キャリア採用情報(正社員)

<求める人物像>・自ら考えて行動できる・高い専門性を身につけている・…

国内初のナノボディ®製剤オゾラリズマブ

ナノゾラ®皮下注30mgシリンジ(一般名:オゾラリズマブ(遺伝子組換え))は、A…

大正製薬ってどんな会社?

大正製薬は病気の予防から治療まで、皆さまの健康に寄り添う事業を展開しています。こ…

一致団結ケトンでアレン合成!1,3-エンインのヒドロアルキル化

ケトンと1,3-エンインのヒドロアルキル化反応が開発された。独自の配位子とパラジウム/ホウ素/アミン…

ベテラン研究者 vs マテリアルズ・インフォマティクス!?~ 研究者としてMIとの正しい向き合い方

開催日 2024/04/24 : 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足…

第11回 慶應有機化学若手シンポジウム

シンポジウム概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大…

薬学部ってどんなところ?

自己紹介Chemstationの新入りスタッフのねこたまと申します。現在は学部の4年生(薬学部)…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP