[スポンサーリンク]

ケムステニュース

ダニを食べ毒蓄積 観賞人気のヤドクガエル

[スポンサーリンク]

プミリオトキシン?中南米の熱帯雨林に生息、日本で観賞用に飼育されている希少動物のヤドクガエルは、土壌に住み微量の毒を持つダニを食べて毒を体内に蓄積することを京都大の桑原保正名誉教授と森直樹助教授(化学生態学)らが解明し14日、発表した。

 森助教授らは、土壌にいるササラダニの一種オトヒメダニ属が持つ毒を分析、プミリオトキシンという種類と分かった。ヤドクガエルが分泌する数種類の毒のうちの一つと一致した。(引用:中国新聞)

ヤドクガエルの持つ毒であるアルカロイドである、プミリオトキシン(Pumiliotoxin)には多数の種類があります。

ヤドクガエルは見てのとおり、体が非常に鮮やかな色をしているため、主に観賞用として用いられています。主に中南米で生育するヤドクガエルは「矢毒蛙」の文字が指し示すように、現地の住民がこの蛙から分泌される液をとって毒矢として用いていたことから由来しています。

関連書籍

アルカロイド―毒と薬の宝庫

毒物雑学事典―ヘビ毒から発ガン物質まで


関連リンク

含窒素生物活性天然物の合成と方法論の開発(PDFファイル)

ヤドクガエルとは?

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 米のヒ素を除きつつ最大限に栄養を維持する炊き方が解明
  2. 夢・化学-21 化学への招待
  3. CASがSciFinder-nの画期的逆合成プランナーの発表で研…
  4. 採用が広がるユーグレナのバイオディーゼル燃料、ユーグレナバイオジ…
  5. 住友化・大日本住友薬、ファイザーと高血圧症薬で和解
  6. 世界5大化学会がChemRxivのサポーターに
  7. 化学企業のグローバル・トップ50が発表【2023年版】
  8. 石テレ賞、山下さんら3人

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 金よりも価値のある化学者の貢献
  2. 平田義正メモリアルレクチャー賞(平田賞)
  3. 吉田善一 Zen-ichi Yoshida
  4. 作った分子もペコペコだけど作ったヤツもペコペコした話 –お椀型分子を利用した強誘電体メモリ–
  5. モナリザの新たな秘密が化学分析によって判明
  6. ベンゼン環が壊れた?!ー小分子を活性化するー
  7. がん代謝物との環化付加反応によるがん化学療法
  8. 第99回―「配位子設計にもとづく研究・超分子化学」Paul Plieger教授
  9. 分子間および分子内ラジカル反応を活用したタキソールの全合成
  10. サラ・E・リースマン Sarah E. Reisman

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年10月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

注目情報

最新記事

フローマイクロリアクターを活用した多置換アルケンの効率的な合成

第610回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院理学研究科(依光研究室)に在籍されていた江 迤源…

マリンス有機化学(上)-学び手の視点から-

概要親しみやすい会話形式を用いた現代的な教育スタイルで有機化学の重要概念を学べる標準教科書.…

【大正製薬】キャリア採用情報(正社員)

<求める人物像>・自ら考えて行動できる・高い専門性を身につけている・…

国内初のナノボディ®製剤オゾラリズマブ

ナノゾラ®皮下注30mgシリンジ(一般名:オゾラリズマブ(遺伝子組換え))は、A…

大正製薬ってどんな会社?

大正製薬は病気の予防から治療まで、皆さまの健康に寄り添う事業を展開しています。こ…

一致団結ケトンでアレン合成!1,3-エンインのヒドロアルキル化

ケトンと1,3-エンインのヒドロアルキル化反応が開発された。独自の配位子とパラジウム/ホウ素/アミン…

ベテラン研究者 vs マテリアルズ・インフォマティクス!?~ 研究者としてMIとの正しい向き合い方

開催日 2024/04/24 : 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足…

第11回 慶應有機化学若手シンポジウム

シンポジウム概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大…

薬学部ってどんなところ?

自己紹介Chemstationの新入りスタッフのねこたまと申します。現在は学部の4年生(薬学部)…

光と水で還元的環化反応をリノベーション

第609回のスポットライトリサーチは、北海道大学 大学院薬学研究院(精密合成化学研究室)の中村顕斗 …

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP