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「石油化学」の新ネーミング募集!

 

 石油化学工業会は10日、「石油化学」に代わるネーミングを募集すると発表した。同業界では石油以外にもシェールガスやバイオマスなど原料として活用していることから、石油化学に代わる「新しい化学」にふさわしい呼称が必要と判断したという。

採用されたネーミングの具体的な活用方法は今後検討するが、同協会ではホームページ(HP)などで積極的にPRし、石油化学業界の認知度アップを図る方針だ。

作品は20字以内(漢字、平仮名、カタカナ、英字)で、ネーミングの理由も記入する。締め切りは来年2月28日。最優秀賞には賞金30万円、入賞(1~5作品程度)には賞金10万円が贈られる。結果は来年4月に同協会HPで発表する(引用:MSN産経ニュース)。

中身が重要であることはいうまでもないですが、ネーミングは一言で個々の想像力から人を魅了することのできる大変重要な機会です。「石油化学」と聞くと貴方は何を想像するでしょうか。化学者の筆者であっても石油コンビナートなどのプラント、オイルの臭いが浮かんできます。身の回りにある化学製品の大半は石油からつくられており、化学の根幹の地位を占めているのにも関わらず、石油精製のイメージがある「石油化学」という言葉はやはり今の時代ではマイナスしか産まないのかもしれません。

ちなみにネーミングを変えて成功した例としては以下のとおり

缶コーヒー「WEST」→ 缶コーヒー「BOSS」

「缶煎茶」→「おーいお茶」

「ジャスコ」→「イオン」

「ナショナル」→「パナソニック」

一例を挙げましたが、ネーミングだけで全くイメージがことなりますね。最終的に名前による人気と商品の信頼性から「ブランド」となるわけです。

昔はより実用的であるともてはやされた大学の「工業化学科」なども別の現代風な学科名に変わりつつあります。会社名の「◯◯化学工業」なども続々と省略されるか、ネーミングの変更が行われています。

「石油化学」は一体どのような新ネーミングがつけられるのでしょうか?楽しみですね。

 

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院准教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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コメント

  1. 『身の回りにある化学製品の大半は石油からつくられており、化学の根幹の地位を占めているのにも関わらず、』

    • 朝田祐輔
    • 2017年 5月 15日

    オイルステーション(石油の駅という意味)
    オイルジェネレーション(石油の世代という意味)
    カラミティオイル(爽やかな石油という意味)

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