[スポンサーリンク]

ケムステニュース

ヤクルト、大腸の抗がん剤「エルブラット」発売

[スポンサーリンク]

オキサリプラチンヤクルト本社は6日、大腸がん治療薬「エルプラット注射用100ミリグラム」(一般名オキサリプラチン)を発売する。結腸・直腸がんの標準治療薬として国際的に使用されている抗がん剤で、国内では初の承認薬となる。ヤクルトは医薬情報担当者(MR)を増員し、がん専門病院を中心に拡販する。
 オキサリプラチンは、スイスのデビオファーム社が開発した抗悪性腫瘍(しゅよう)剤で、患者の延命効果が確認されている。仏サノフィ・アベンティスなどが現在80カ国以上で販売し年間売上高は約1000億円。国内ではヤクルトが臨床開発を進め、昨年2月に承認申請していた。 (引用:日本経済新聞)
オキサリプラチン(oxaliplatin)はシスプラチン、カルボプラチン同様金属であるプラチナを有する抗ガン剤です。プラチナ製剤は抗がん剤として非常に多く用いられています。一般的にDNAにプラチナが配位、結合します。それによりDNAの機能を停止させ癌細胞の増殖を防ぎます。
関連書籍

 


抗がん剤開発の軌跡

 

抗がん剤開発の歴史、がんの生態と研究の進歩、抗がん剤の特徴とその副作用などについて、各分野の専門家が解説する。

 

 

関連リンク

シスプラチン

シスプラチンは白金に2つの塩素、2つのアンモニアが結合した極めて単純な分子ですが、抗ガン剤として最も広く使われている薬剤の一つです。

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 2009年10大化学ニュース
  2. 「副会長辞任する」国際組織に伝える…早大・松本教授
  3. 発明対価280万円認める 大塚製薬元部長が逆転勝訴
  4. ゾイジーンが設計した化合物をベースに新薬開発へ
  5. 三共と第一製薬が正式に合併契約締結
  6. 国際シンポジウム;創薬・天然物―有機合成化学の展望―
  7. 耐熱性生分解プラスチック開発 150度でも耐用 阪大
  8. トムソン:2008年ノーベル賞の有力候補者を発表

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. (-)-Calycanthine, (+)-Chimonanthine,(+)-Folicanthineの全合成
  2. 第106回―「分子の反応動力学を研究する」Xueming Yang教授
  3. スタンリー・ウィッティンガム M. S. Whittingham
  4. 三井化学と日産化学が肥料事業を統合
  5. (1-ジアゾ-2-オキソプロピル)ホスホン酸ジメチル:Dimethyl (1-Diazo-2-oxopropyl)phosphonate
  6. 2つの結合回転を熱と光によって操る、ベンズアミド構造の新たな性質を発見
  7. C&EN コラム記事 ~Bench & Cubicle~
  8. 就活・転職・面接・仕事まとめ
  9. アジサイから薬ができる
  10. 渡辺化学工業ってどんな会社?

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年4月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

注目情報

最新記事

フローマイクロリアクターを活用した多置換アルケンの効率的な合成

第610回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院理学研究科(依光研究室)に在籍されていた江 迤源…

マリンス有機化学(上)-学び手の視点から-

概要親しみやすい会話形式を用いた現代的な教育スタイルで有機化学の重要概念を学べる標準教科書.…

【大正製薬】キャリア採用情報(正社員)

<求める人物像>・自ら考えて行動できる・高い専門性を身につけている・…

国内初のナノボディ®製剤オゾラリズマブ

ナノゾラ®皮下注30mgシリンジ(一般名:オゾラリズマブ(遺伝子組換え))は、A…

大正製薬ってどんな会社?

大正製薬は病気の予防から治療まで、皆さまの健康に寄り添う事業を展開しています。こ…

一致団結ケトンでアレン合成!1,3-エンインのヒドロアルキル化

ケトンと1,3-エンインのヒドロアルキル化反応が開発された。独自の配位子とパラジウム/ホウ素/アミン…

ベテラン研究者 vs マテリアルズ・インフォマティクス!?~ 研究者としてMIとの正しい向き合い方

開催日 2024/04/24 : 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足…

第11回 慶應有機化学若手シンポジウム

シンポジウム概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大…

薬学部ってどんなところ?

自己紹介Chemstationの新入りスタッフのねこたまと申します。現在は学部の4年生(薬学部)…

光と水で還元的環化反応をリノベーション

第609回のスポットライトリサーチは、北海道大学 大学院薬学研究院(精密合成化学研究室)の中村顕斗 …

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP