ぼちぼち中堅と呼ばれる年齢にさしかかってきたcosineです。
そんなお年頃のせいでしょうか、最近あちこちに出張・講演する機会が増えてきており、大変ありがたいことです。昨年にはイギリスに2週間弱滞在し、5機関で訪問・講演する機会を頂きました。これまでも年1回は海外の国際学会に参加し、毎回、現地機関を訪問するなどはしていました。数をこなしたおかげで、かなり旅慣れてきたように思います。
今回は化学と少し離れますが、長期海外出張のたびに「これは便利だ!」と思えていたアイテムを紹介してみたいと思います。長期出張機会を数多く控えていたり、これから海外に出かける予定がある皆様は、是非検討されてみてはいかがでしょう。
航空機内リラックス対策
ネックピロー

画像はこちらより引用
空気で膨らませるタイプのネックピローがポピュラーだと思いますが、背中に空間があいてしまうのがどうにも気になってしまいます。結局、筆者は使うのを止めてしまいました。最近ではその代わりに、マフラーに埋め込まれたプラスチックが首を支える「寄り掛かりタイプ」を持っていくようにしています。そこそこコンパクトですし、値段もお手頃。空気タイプにどうしてもなじめない人は、一度お試しあれ!
アイマスク
実は使わずとも眠れるタチなので、使用頻度は高くありません。どうしても明るさが気になる場合に、たまに使うぐらいです。数ある中でも立体型アイマスクが、圧迫感が低く、遮光性も高いのでオススメです。
携帯フットレスト
飛行機のテーブルに引っかけて、簡易足置きを作れるアイテムです。機内シートでの足の置き方には毎回困ることが多いですが、こういう選択肢があるだけで心にも余裕が生まれます。
携帯スリッパ
靴で足を締め付けているよりは、サンダルに履き替えてしまう方が足が疲れません。機内のみならず、ホテルでもわりと役立ちます。
荷物対策
折りたたみ式キャリーオンバッグ
長期出張の帰りは、お土産を必ず買うと思います。つまり、荷物は行きより増えることがほとんど。携帯エクストラバッグがあると大変助かります。筆者は折りたたみ式バッグを一つ、スーツケースに忍ばせています。小さく収納でき、必要な時に広げて使えばOK。20-30Lが一つあれば十分と思います。スーツケースのハンドルに合体出来るつくりが素晴らしいです。持ち運び時に手が塞がらないので楽ちん。お土産をまとめて入れておく用途に重宝しています。
イージーハング
スーツケースのハンドルを一時的なもの置きに変身させてくれるアイデア品。袋や傘を引っかけてる場所になります。荷物を一瞬手放したいタイミングは実のところ多く、こういうアイテムは助かります。
衣類圧縮袋
掃除機不要で、手で丸めるだけで空気を抜けるタイプです。スーツケースのスペース圧迫を防げるので、大変重宝します。何度も使うとへたっていきますが、高価なものではないので、数回の消耗品と捉えるのがいいと思います。
ジップロック
細々した衣類、アメニティ、電子機器などは、毎回スーツケース内で散らばってしまうのが難点です。出張の都度、準備し直すのも面倒です。メッシュポーチなどを買って整理しておくのもいいですが、個人的にはジップロックで十分に思います。筆者はケーブル・バッテリー類、アメニティ類をジップロックでまとめておき、出張時は袋ごと持ってくだけでOKな状態にしています。他の活用法もいろいろ知られており、例えばこちらの記事などは勉強になります。
身体のメンテナンス対策
マルチビタミン・ミネラル錠剤
訪問する国によっては食事のバランスが悪く、外食も非常に高価です。長期滞在すると、栄養的にもお財布的にも辛いものです。筆者も10日近く某国に滞在したときは、さすがに身体がだるくなりました。栄養バランス欠如で後半だるくならないために、マルチビタミン錠剤はアメニティと一緒に忍ばせています。正直おまじない程度かもしれませんが、現地で毎日飲むだけで、気分の持ち方も違ってくる気がしています。
完全食

画像は公式サイトより
「これだけで生きて行ける」との触れ込みのもと、完全食なるものが登場しています。時間のない時には実に便利な食物ですが、食生活の乱れがちな長期出張時の強力な味方にもなってくれます。筆者は海外出張時に、COMP powder 小分け版を数袋携帯するようにしています。現地ホテルの朝食では大抵ビュッフェが出てきますが、ついつい食べ過ぎてしまいがちでよろしくない。その代替にすることが個人的に増えています。一袋(400 kcal)だけでも腹持ち十分で、外食・コンビニ食より安く、それでいて栄養価も十分。もはや欠かせないアイテムです。
メラトニン
時差ボケ対策はいろいろ試みているのですが、未だにうまく対応出来ません。ネットで解決法を調べてるうちに、メラトニンが効果的だとする記事を見つけました。アメリカではサプリとして売られているぐらいですが、日本だと個人輸入になってしまいます。そのせいで未トライなのですが、なんとか入手して、次回の海外出張では実際に使って見ようと思います。
モバイル機器対策
大容量モバイルバッテリー
学会会場によっては、パソコンを繫ぐ電源がないことがあります。しかしメモしたり仕事したり、どうしてもPCが必要になる機会が増えています。筆者は最近一念発起して、ノートPCも充電可能なMAXOAK製の大容量バッテリーを買いました。スマホやKindleなども並列充電できるので、少し重くはありますがいろいろ助かっています。
どうしても重いのは嫌だ、ということであればPC充電は諦め、普通のモバイルバッテリーでも良いと思います。サイズと容量は大抵トレードオフになるので、ニーズに合った製品を選ぶ必要があるでしょう。最近は携帯サイズで20000 mAhを超える製品も登場しており、便利になりました。
マルチケーブル
様々なモバイル電子機器が増えている昨今、アダプター口も多様化している結果、適したケーブルの携帯し忘れがよく起こります。筆者はそれを避けるべく、マルチユースケーブルを重宝しています。最近は3連のものが出ているので、これ一つ持っていくだけで、大抵のデバイスを並列充電できて便利です。もちろん忘れないよう、ジップロックにまとめておきます。
変換プラグ/変圧器
訪問国によってはコンセントプラグ形状や電圧が異なるので、携行は必須です。一つ買っておけば半永久的に使えるので、早めに調達しておきましょう。最近はモバイル充電用途にも向いたUSB対応のマルチスロット製品が人気のようです。筆者は海外出張時に忘れないよう、1セットをスーツケースに放り込んであります。