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プラトー反応 Prato Reaction

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概要

アゾメチンイリドの1,3-双極子付加によってフラーレンを修飾する反応。カーボンナノチューブにも適用可能。

 

基本文献

  • Maggini, M.; Scorrano, G.; Prato, M. J. Am. Chem. Soc. 1993, 115, 9798. doi:10.1021/ja00074a056
  • Prato, M.; Maggini, M. Acc. Chem. Res.1998, 31, 519. DOI: 10.1021/ar970210p
  • Georgakilas, V.; Kordatos, K.; Prato, M.; Guldi, D. M.; Holzinger, M.; Hirsch, A. J. Am. Chem. Soc.2002, 124, 760. doi:10.1021/ja016954m

 

反応機構

1,3-双極子付加を参照。

 

反応例

 

実験手順

 

実験のコツ・テクニック

※条件によっては逆反応を起こして結合が開裂することに留意したい。

 

参考文献

 

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博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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