ウルマンカップリング Ullmann Coupling

Jun
10
2009
Author: Hiro[Edit ] View: [808]  
Category:U
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  • 概要

金属銅を用いるアリールハライド類の還元的カップリング。ビアリール化合物を得るための手法の一つ。特別な基質コンビネーションを除き、ホモカップリング目的で用いられる。

ハライドはI > Br > Clの順、かつ電子吸引性置換基を持つ基質ほど反応が効率よく進行する。

ニッケル(0)を使ったカップリング反応も知られている。


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  • 基本文献
・ Ullmann, F.; Bielecki, J. Chem. Ber. 1901, 34, 2174. doi:10.1002/cber.190103402141
・ Ullmann, F. Ann. 1904, 332, 38.
・ Fanta, P. E. Chem. Rev. 1946, 38, 139. DOI: 10.1021/cr60119a004
・ Fanta, P. E. Synthesis 1974, 9. doi:10.1055/s-1974-23219
・ Hassan,J.; Sevignon, M.; Gozzi,C.; Schulz, E.: Lemaire, M. Chem. Rev. 2002, 102, 1359. DOI: 10.1021/cr000664r
・ Nelson, T.D.; Crouch, R. D. Org. React. 2004, 63, 265.
  • 反応機構
Ullmann反応の機構の詳細はまだ明らかではないが、一電子移動を経由する機構、もしくはCu(III)を経由する機構が想定されている。以下にCu(III)機構を示す。 ar-ar-05.gif
  • 反応例
2-チオフェンカルボン酸銅(CuTC)を用いるとUllmannカップリングが室温で効率よく進行する。官能基受容性の高さも特筆すべき点。試薬は市販されている。[1] ullmann_3.gif ジアステレオ選択的Ullmannカップリングの例[2] ullmann_4.gif ニッケル(0)によるUllmannカップリングは、より穏和な条件で行うことが可能である。[3] ullmann_5.gif 通常Ni(0)は酸素に極めて不安定であり、厳密な脱気条件が要求される。亜鉛をニッケルの共還元剤として用いることで、より容易な操作で行える。[4]ニッケルを触媒量に減ずることも基質によっては可能。[5] ullmann_6.gif
  • 実験手順
  • 実験のコツ・テクニック
  • 参考文献
[1] Zhang, S.; Zhang, D.; Liebeskind, L. S. J. Org. Chem. 1997, 62, 2312. DOI: 10.1021/jo9700078
[2] Nelson, T. D.; Meyers, A. I. Tetrahedron Lett. 1994, 35, 3259. doi:10.1016/S0040-4039(00)76879-1
[3] Reisch, H. A.; Enkelmann, V.; Scherf, U. J. Org. Chem. 1999, 64, 655. DOI: 10.1021/jo9817523
[4] Kende, A. S.; Liebeskind, L. S.; Braitsch, D. M. Tetrahedron Lett. 1975, 16, 3375. doi:10.1016/S0040-4039(00)91402-3
[5] Iyoda, M.; Otsuka, H.; Sato, K.; Nisato, N.; Oda, M. Bull. Chem. Soc. Jpn. 1990, 63, 80. doi:10.1246/bcsj.63.80
  • 関連書籍
  • 関連リンク
ウルマン反応 (Wikipedia日本)
Ullmann Reaction (Wikipedia)
Ullmann Reaction (organic-chemistry.org)
Copper(I)-thiophene-2-carboxylate - Wikipedia


関連反応、試薬、記事

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最終更新日時:2010年8月 6日 10:43

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